ライフnews|第2Q 営業収益3480億円3.8%増・経常利益5.2%減も想定以上

(株)ライフコーポレーション(東京本社:東京都台東区、岩崎高治社長)が2019年2月期の第2四半期決算を発表した。

営業収益は3480億2900万円(前年同期比3.8%増)の増収だ。営業利益は46億5200万円(6.1%減)、経常利益は49億2100万円(5.2%減)と減益になった。これは採用強化、時給アップに伴う人件費増、新規店舗出店と既存店舗改装などの一次経費負担増が主な要因だ。そして減損損失が減少したことから、四半期純利益は29億3000万円(17.1%増)の増益となった。

営業収益対比営業利益率は1.3%、同経常利益率は1.4%。

「第6次中期計画の今期は『人、店、商品に投資する』という方針を立てた。経常利益は45億円の減益計画だったが、49億円とそれを上回った」と、岩崎高治社長は上期を評価する。

人件費については、社員の昇給賞与、パートタイマー社員の時給アップに戦略的に取り組んでいる。とくに店舗運営の主力であるパートナー社員の時給は、平均で20円上がっている。もう一つはパートタイマー社員の労働時間の増加だ。労働時間は平均で2%アップしている。それが人件費の増加につながった。その背景にあるのは厳しい採用難だが、「制度を改正することで、パートタイマー社員のモチベーションを上げることが大きな目的」(岩崎社長)としている。実際、既存店は102.1%と引き続き好調だ。

小売事業は営業収益3477億4100万円、売上高3378億4100万円と過去最高を記録した。売場レベルが上がったことで、増収を確保したうえ、「売上総利益も28.1%と0.3ポイント改善したことから、人件費増は吸収できている」(岩崎社長)。セグメント利益は49億4300万円(6.4%減)。上期は、354億円を投資して7店舗を新規開設した。一方閉店は4店舗。下期はさらに3店舗の出店を計画する。8月末段階では首都圏116店、近畿圏153店の計269店。

カード事業の(株)ライフフィナンシャルサービスは営業収益8億1100万円、セグメント損失は2100万円(前期7000万円損失)と改善している。

「上期は人、店への投資はできたが商品開発に課題が残った。下期はプロセスセンターと連動して、惣菜・パンを強化していく」(岩崎社長)。

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