カワチ薬品news|第2Q 競争環境厳しく1370億円0.6%減収・2桁減益
(株)カワチ薬品(栃木県小山市、河内伸二社長)が2019年3月期の第2四半期決算を発表した。
売上高1370億6100万円(前年同期比0.6%減)、営業利益25億2200万円(18.9%減)、経常利益33億7600万円(12.9%減)、四半期純利益20億3100万円(19.6%減)と減収減益だ。
営業利益率1.8%、経常利益率2.5%。
カワチ薬品グループでは強固なドミナントエリアを基盤にすべく、出店を進める。北海道から東北、関東、一部中部に今期2店の出店を含め、9月末段階で、331店舗を展開している。そのうち調剤併設店は、3分の1ほどの106店舗だ。
カワチ薬品が展開する地域は、東北から関西まで主市場にしているウエルシアグループ、北日本に店舗網をネットワークするツルハとの競合が激しい。この競争激化に対応するため、販売価格の見直しを図り、健康や美容に関するカウンセリング機能の強化に努めている。
カワチ薬品はドラッグストア業界で一番初めに食品を強化した企業だが、業界こぞってドラッグ&フードストアとなった現在、その先行者利潤が享受しにくくなっている。