イオンnews|10月既存店イオンリテール4.6%減/GMSと専門店は苦戦

イオン(株)(千葉県千葉市、岡田元也社長)の主要各社の10月度業績が発表された。

10月は前年より日曜日が1日少なかった。また「お客様感謝デー」の20日は、前年は金曜日だったが、今年は土曜日で好要因となった。「火曜市」「お客様感謝デー」は前年と同じ回数だ。

こうした曜日周りのなかで、既存店が前年を上回ったのは、マックスバリュ北海道(株)、マックスバリュ東海(株)、マックスバリュ中部(株)、マックスバリュ九州(株)、ウエルシアホールディングス(株)の5社だ。

主力の総合スーパーの既存店売上高は、イオンリテールが95.4%、イオン北海道が96.6%、イオン九州が99.4%と、いずれも前年に及ばなかった。また、全店ベースでも前年の実績に届かず苦戦した。

スーパーマーケットのマックスバリュ(MV)では、MV北海道(株)が100.1%、MV東海(株)が100.1%、MV中部(株)が102.6%、MV九州(株)が102.1%と前年を超えたが、MV東北(株)97.8%とMV西日本98.1%は前年を下回った。

(株)マルエツ、(株)カスミ、マックスバリュ関東(株)の首都圏3社で構成するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)は99.1%だった。8月、9月は前年を上回っていたが、10月にまた前年比マイナスとなった。

ミニストップは既存店で95.7%。

ドラッグストアのウエルシアホールディングス(株)は変わらず好調で、既存店は107.2%。全店ベースでも112.0%と伸長している。

専門店では、靴の(株)ジーフットは85.6%、アパレルの(株)コックスは93.9%で、今期に入って6月だけが前年をクリアしているという厳しい状況だ。

アミューズメント施設を運営する(株)イオンファンタジーは9月に3カ月ぶりに前年を上回ったが、10月は87.5%で、また前年実績を下回った。

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