ケーヨーnews|第3Q売上高14%減で8億円の営業赤字/DCMのと連携進まず

(株)ケーヨー(千葉県千葉市、醍醐茂夫社長)が2019年2月期の第3四半期決算を発表した。

売上高880億5400万円(前年同期比13.6%減)、営業損失7億9300万円(前年は13億2200万円の営業利益)、経常損失1億7600万円(前年は19億9400万円の経常利益)、四半期純損失7億4000万円(前年は9億7800万円の四半期純利益)と大幅な減収による赤字計上である。

ケーヨーは2016年4月、(株)DCMホールディングスと業務提携および経営統合に向けた協議を開始。DCMからの出資は事業子会社のDCMホーマックと合わせても2割にとどまり、完全な子会社には至っていない。

2018年度からは、DCMと物流体制を統一して、商品の入れ替え作業を行ってきたことによって、機会損失が発生した。またDCM棚割導入改装は、9月以降6店舗で実施して計12店舗となった。しかし、他の多くの店舗がDCM棚割導入と改装ができていないため部門構成が不一致するなどの影響も出ている。これが減収赤字の要因になっている。

当初、「商品入替作業は利益を棄損させずに時間をかけて行う計画」だったが、「早期のシナジー効果享受のため、改装計画を変更し、商品およびゾーニングの統一のスピードを上げる計画」と変更された。その結果、現状、部門改装を集中的に実施するなど速やかな商品入替を進めている。

「2022年度売上高1170億円、営業利益率5.0%」の目標達成を掲げるが、厳しい道のりだ。

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