イオンnews|2月総合スーパー&スーパーマーケット既存店総崩れ

イオン(株)(千葉市美浜区、岡田元也社長)の主要15社の2月度業績が発表された。

2月の「火曜市」は前年と同じ回数、「お客様感謝デー」は2/20(水)・26日(火)・27日(水)で、前年より1回多かった。土曜日・日曜日・祝日(振替休日)は同じ回数だった。

こうした曜日周りのなかで、既存店が前年を上回ったのは、ウエルシアホールディングス(株)と(株)イオンファンタジーだけだった。総合スーパー(GMS)、スーパーマーケットは1社も前年をクリアできなかった。

総合スーパー主力のイオンリテール(株)(千葉市美浜区、井出武美社長)の既存店売上高は、98.3%で5カ月連続で前年を下回った。全店ベースでも98.8%と、こちらも5カ月連続のマイナスだ。

既存店の売上高は、イオン北海道(株)が99.0%、イオン九州(株)が98.5%と、両社も前年に及ばなかった。全店ベースでも、イオン北海道が99.2%、イオン九州が95.9%と前年に届かなかった。

スーパーマーケット業態のマックスバリュ(MV)7社は、既存店も全店ベースも前年をクリアできなかった。

既存店だけを見ると、MV北海道(株)(札幌市中央区、出戸信成社長)98.9%、MV東北(株)(秋田市、佐々木智佳子社長)93.3%、MV東海(株)(静岡県鵔東郡、神尾啓治社長)98.7%、MV中部(株)(名古屋市中区、鈴木芳知社長)97.2%、MV西日本(株)(広島市南区、加栗章男社長)92.1%、MV九州(株)(福岡市博多区、佐々木勉社長)98.3%だ。スーパーマーケットは年が明けて1月、2月と低調だが、マックスバリュ各社もその通りの傾向となった。

マックスバリュ関東(株)、(株)マルエツ、(株)カスミが属するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)(東京都千代田区、藤田元宏社長)は、既存店が97.4%で5カ月連続でマイナス、全店でも98.4%で4カ月連続でマイナスだ。

コンビニエンスストアのミニストップ(株)(千葉市美浜区、藤本明裕社長)は、既存店97.9%、全店でも96.1%となり、ともに5カ月連続で減収。

ドラッグストアのウエルシアホールディングス(株)(東京都千代田区、水野秀晴社長)は、既存店103.9%、全店が109.3%と相変わらず好調だ。

衣料品専門店の(株)コックス(東京都中央区、吉竹英典社長)は、既存店88.8%、全店86.2%。そして靴専門店の(株)ジーフット(東京都中央区、堀江泰文社長)は、既存店97.3%、全店で97.5%。専門店チェーンの2社は今期は前年割れが続いている。

アミューズメント施設を運営する(株)イオンファンタジー(千葉市美浜区、片岡尚社長)は、既存店、全店ともに102.2%、と2カ月ぶりに前年をクリアした。

日本の小売業の2月が相当に悪かったことを、イオンが代表して示した形だ。

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