天満屋ストアnews|西日本豪雨響き19年2月期は減収減益/真備店復旧目指す

(株)天満屋ストア(岡山県岡山市、野口重明社長)2019年2月期は西日本豪雨による被災店舗の休業などもあり、減収減益だ。

営業収益(売上高+営業収入)は、738億2700万円(前年度比2.0%減)となり、営業利益は21億9300万円(13.1%減)、経常利益は23億2100万円(7.2%減)の減益だ。ただし純利益は、特別損失が減少したことなどもあって、12億4800万円(23.4%増)と増益。

営業利益率は3.0%、経常利益率は3.1%。

小売事業の営業収益は、670億8000万円(1.7%減)、営業利益は19億7300万円(8.2%減)。 (株)セブン&アイ・ホールディングスのプライベートブランド「セブンプレミアム」を全店に導入し、生鮮食品を中心に産直商品の充実や発注精度・加工技術の向上による商品の鮮度アップに取り組んだ。主力商品となる「名物商品」を開発したり、同社の称する「EDLP(低価格戦略)」にも注力した。

2018年3月に児島店(岡山県倉敷市)と岡北店(岡山市北区)を全館改装オープンさせ、4月にアリオ倉敷店(岡山県倉敷市)に「天満屋ふるさと館」を開設した。また6月にアルネ津山店(岡山県津山市)、10月に高野店(同)、2019年2月にはポートプラザ店(広島県福山市)1階食品売場を改装している。

西日本豪雨で被災した真備店(岡山県倉敷市)は復旧準備が進められているが、まだ開業していない。西日本豪雨災害がもたらした影響は大きい。

天満屋ストアは2020年2月期が創業50周年に当たる。周年記念商品開発などを通じて営業収益740億円(0.2%増)、営業利益22億5000万円(2.6%増)、経常利益23億5000万円(1.2%増)、純利益は12億5000万円(0.1%増)の計画を見込む。

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