H2Onews|5月百貨店事業0.2%増/GW好天でファミリー客&初夏もの伸長

エイチ・ツー・オーリテイリング(株)(大阪市北区、鈴木篤社長)が5月度の売上速報を発表した。

百貨店事業全店は100.2%の伸びだった。

5月は好天に恵まれて気温が上昇したことで、初夏アイテムの動きが良かった。ゴールデンウイーク(GW)初の10連休は1日~6日の期間売上高は前年比102%の増収。とくに都心店に広域からファミリー層が多く来店した。しかしその後は、GWの反動や消費マインドの足踏みなどもあって、0.2%増に留まった。

支店計は99.8%で減収だ。前年をクリアしたのは12店舗中5店舗だった。その中でも博多阪急は104%で好調。充実した品揃えのジュエリーに対する認知度向上で、広域からの来店数が増加している。また西宮阪急は100%で横ばいだが、改装したライフスタイル提案売場が集客に寄与した。

阪急本店は100.4%増。ゴールデンウイーク商戦の売上高は104%。ファミリー向けイベントを強化ことで、既存顧客に加えて広域からのファミリー層の客数が増加した。また、婦人ファッションはモードが継続的に好調。2018年秋の改装以降バックが売上げを伸ばし、婦人服飾品が新規客獲得に寄与した。さらに、初夏アイテムのサンダルや帽子、サングラスなども伸長した。化粧品は国内・インバウンドともに好調だ。そのインバウンド売上げは111%と大きく伸長した。

食品事業はイズミヤ99.6%、阪急オアシス93.6%。阪急オアシスは不採算店を戦略的に閉鎖したこともあり、前年を下回っている。

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