コンビニnews|5月既存店増収/ファミマ2.4%・ローソン2.1%・セブン0.7%

コンビニ大手3社の5月業績が発表された。

■(株)セブン-イレブン・ジャパン
既存店売上高は前年同月比100.7%と増収だ。客数98.1%を、客単価102.7%がカバーした。チェーン全店の売上高は102.9%。5月末時点で店舗数は2万0965店。4月末から40店舗増えた。

■(株)ファミリーマート
既存店売上高は前年同月比102.4%と、7カ月連続で前年を上回った。客数は99.5%、客単価は102.9%。チェーン全店の売上高は101.1%。ファミリーマート(プロパー)の国内店舗数は、5月末時点で1万5507店。26店舗を出店し、22店舗を閉店し、純増4店舗だ。

5月も引き続き、惣菜・冷凍食品を始めとする「お母さん食堂」シリーズの拡販に努めた。チルド弁当やおむすびは、販促キャンペーンが奏功して売上げが伸長した。新商品では5月14日に発売した「ポケチキ(プレーン、チーズ、ホット)」が好評だった。さらにバーコード決済のキャンペーン効果もあった。ファミリーマートでは、d払い、LINE Pay、PayPay、楽天ペイを扱っている。

■(株)ローソン
ローソン単体の既存店客数は99.4%と前年を下回ったが、客単価が102.7%で、既存店売上高は102.1%と前年をクリアした。全店では前年比105.8%。

店舗数は、ローソングループ国内総店舗数は1万4681店。そのうちナチュラルローソンは141店、ローソンストア100は797店舗だ。

米飯は「悪魔のおにぎり」が引き続き好調だ。加えて「金しゃりおにぎりシリーズ」が売上げを牽引した。調理パンはリニューアル効果でサンドイッチが、調理麺はパスタや冷やし中華が売上げを伸ばした。ファストフードは、「超(スーパー)からあげクン」が人気だった。デザートでは「バスチー バスク風チーズケーキ」が3月末の発売後、2カ月で1300万個を販売し、2019年上期の「日経MJヒット商品番付」に選ばれた。また、5月は気温が高い日が続いたことで、アイスクリームや飲料も売上げを伸ばした。

既存店売上高は以下の順で、3社とも前年を上回った。
ファミリーマート102.4%、
ローソン102.1%、
セブン-イレブン100.7%。

一方、既存店客数は3社揃って前年割れだ。
ファミリーマート99.5%、
ローソン99.4%、
セブン-イレブン98.1%。

その客数減少を客単価がカバーした。
ファミリーマート102.9%、
セブン-イレブン102.9%。
ローソン102.7%、

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