イオンnews|5月既存店総合スーパー堅調・スーパーマーケット苦戦

イオン(株)(千葉市美浜区、岡田元也社長)の主要15社の5月度業績が発表された。

5月の「火曜市」は前年より1日少なく、祝日(振替休日)が前年より2日多かったが、「お客様感謝デー」は前年と同じ回数だった。

こうした曜日周りのなかで、既存店が前年を上回ったのは、イオンリテール(株)、イオン九州(株)、マックスバリュ北海道(株)、マックスバリュ九州(株)、ミニストップ(株)、ウエルシアホールディングス(株)、(株)イオンファンタジーの7社。

主力の総合スーパー(GMS)事業では収益構造改革に取り組み、粗利益率の改善と経費の効率運用を進めている。そうしたなかで、既存店売上高は、イオンリテール(株)(千葉市美浜区、井出武美社長)が101.1%、イオン北海道(株)が99.9%、イオン九州(株)が100.6%と、伸長している。全店ベースでもイオンリテールが101.6%、イオン北海道が100.0%。イオン九州が100.1%で、いずれも前年実績をクリアした。

スーパーマーケット(SM)事業のマックスバリュ(MV)6社では、既存店が前年をクリアしたのはMV北海道(株)101.0%とMV九州(株)101.9%の2社のみ。MV東北(株)96.8%、MV東海(株)98.4%、MV中部(株)99.5%、MV西日本(株)93.4%の4社は減収だ。全店ベースで前年をクリアしたのは新規出店が積極的なMV北海道102.3%、MV東海101.7%、MV中部101.5%、MV九州103.9%の4社。

(株)マルエツ、(株)カスミ、マックスバリュ関東(株)の首都圏3社で構成するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株) の既存店売上高も99.1%と前年に及ばなかった。全店ベースでも99.7%だった。

ゴールデンウィークで人が流出した地域、人が流入した地域という特性はあるが、マックスバリュ各社を含むスーパーマーケットは5月も苦戦した。

コンビニエンスストアのミニストップ(株)は、既存店は100.0%だったが、全店は96.1%と前年を下回った。

ドラッグストアのウエルシアホールディングス(株)は、既存店106.7%。出店意欲も旺盛で全店では111.6%と、相変わらず好調だ。

衣料品専門店の(株)コックスは、既存店92.2%、全店89.8%。そして靴専門店の(株)ジーフットは、既存店99.0%、全店98.8%。専門店チェーンの2社は苦戦している。

アミューズメント施設を運営する(株)イオンファンタジーは、既存店107.4%、全店106.3%と3カ月連続で前年を上回っている。

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