大黒天物産news|年商1835億円11.8%増・販管費増加で経常利益45.9%減
大黒天物産(株)(岡山県倉敷市、大賀昭司社長)が2019年5月期は、売上高1834億6200万円(前期比11.8%増)と二桁の増収だ。しかし、電力料金の値上げなどによる販売費および一般管理費が増加して、営業利益は27億4100万円(47.7%減)、経常利益は29億1800万円(45.9%減)の減益だった。
2018年7月に発生した「平成30年7月豪雨」で、6店舗と中国物流RMセンターが浸水などで被災。店舗などの減損処理と災害による損失を計上したことで純利益は2億8400万円(91.3%減)。
営業利益率は1.5%、経常利益率は1.6%。
同社は、ディスカウントストアの「ラ・ムー」「ディオ」の運営や、総合食品卸売業を展開している。ESLP (エブリデイ・セーム・ロープライス)による地域最安値価格での提供が特徴だ。
新規出店は大阪府に5店舗、岡山県に3店舗、鳥取県と三重県にそれぞれ2店舗、香川県1店舗の計13店舗。また、2018年9月1日付で広島県と島根県に6店舗展開している(株)小田商店の全株式を取得、2018年12月1日付で(株)マミーズから福岡県、熊本県、長崎県の22店舗を事業譲受した。これらが増収に寄与した。