イオンnews|6月既存店総合スーパー堅調・スーパーマーケット苦戦

イオン(株)(千葉市美浜区、岡田元也社長)の主要15社の6月度業績が発表された。

6月の「火曜市」は前年と同じ回数だったが、日曜日が前年より1日多かった。「お客様感謝デー」は前年が水曜日と土曜日だったのに対して、今年は木曜日と日曜日だった。

こうした曜日周りのなかで、既存店が前年を上回ったのは、イオンリテール(株)、イオン北海道(株)、イオン九州(株)、マックスバリュ北海道(株)、マックスバリュ中部(株)、マックスバリュ九州(株)、ウエルシアホールディングス(株)、(株)ジーフット、(株)イオンファンタジーの9社。

主力の総合スーパー(GMS)事業では収益構造改革に取り組み、粗利益率の改善と経費の効率運用を進めている。そうしたなかで、既存店売上高は、イオンリテール(株)(千葉市美浜区、井出武美社長)が101.3%、イオン北海道(株)(札幌市白石区、青柳英樹社長)が101.8%、イオン九州(株)(福岡市博多区、柴田祐司社長)も101.8%と、3社とも伸長している。全店ベースでもイオンリテールが101.4%、イオン北海道が101.8%、イオン九州が99.5%と、健闘した。

スーパーマーケット(SM)事業のマックスバリュ(MV)6社では、既存店が前年をクリアしたのはMV北海道102.6%、MV中部100.7%、MV九州102.2%の3社。MV東北(株)97.3%、MV東海(株)98.9%、MV西日本(株)94.0%の3社は減収だ。全店ベースで前年をクリアしたのは新規出店が積極的なMV北海道103.6%、MV東海102.3%、MV九州104.7%の3社。

(株)マルエツ、(株)カスミ、マックスバリュ関東(株)の首都圏3社で構成するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株) の既存店売上高も99.1%と前年に及ばなかった。全店ベースでも99.5%だった。

6月上旬、中旬は晴れた日が多く気温も上昇したが、下旬は梅雨前線や低気圧の影響で曇りや雨の日が多くなった。天候の影響もあり、マックスバリュ各社を含むスーパーマーケットは6月も苦戦した。

コンビニエンスストアのミニストップ(株)は既存店は98.3%で、全店は90.4%と前年を大きく下回った。

ドラッグストアのウエルシアホールディングス(株)は、既存店104.9%。出店意欲も旺盛で全店では110.5%と、相変わらず好調だ。

衣料品専門店の(株)コックスは、既存店92.9%、全店87.7%と苦戦が続くが、靴専門店の(株)ジーフットは、既存店100.7%、全店100.3%と前年をクリアした。

アミューズメント施設を運営する(株)イオンファンタジーは、既存店113.2%、全店112.3%と4カ月連続で前年を上回っている。

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