H2Onews|第1Q売上高1.0%減・経常利益8.9%減/百貨店事業は増収減益
エイチ・ツー・オーリテイリング(株)(大阪市北区、鈴木篤社長)が、2020年3月期第1四半期の連結業績を発表した。
売上高は2171億2400万円(前年同期比1.0%減)、営業利益28億5400万円(15.0%減)、経常利益は35億1100万円(8.9%減)の減収減益だ。
百貨店事業は阪急本店などが売上高を伸ばしたが、食品事業が前年同期を下回ったことで減収となった。
セグメント別に見ていこう。
百貨店事業の売上高は1036億4300万円(0.9%増)、営業利益28億7200万円(14.7%減)の増収減益。
阪急本店の売上高は4.1%増で、国内需要・インバウンド需要ともに堅調に推移した。また、阪神梅田本店は、2018年6月の建て替え第I期棟開業景気の反動などによって、売上高は12.6%減となった。
神戸・高槻事業の売上高は98億7400万円、営業損失は1億2800万円。
食品事業の売上高は879億7100万円(2.9%減)、営業損失は8億0300万円。
イズミヤは、店舗再編計画に伴う建て替え店舗や新店が売上げに寄与したが、再編を進めている総合スーパー店舗において非食品部門の売場面積が減少していることなどから、売上高0.4%減、営業利益は1億4000万円の減益となった。
阪急オアシスは、売上高が5.8%減と前年を下回ったが、価格政策の見直しや経費削減の取り組みによって、営業利益は8000万円改善した。