バローnews|第1Q 1649億円19.4%増も減益、SMバロー既存店0.5%減

(株)バローホールディングス(岐阜県恵那市、田代正美会長兼社長)が2020年3月期の第1四半期の決算を発表した。

営業収益1648億6500万円(前年同期比19.4%増)、営業利益32億8600万円(16.9%減)経常利益36億0100万円(18.6%減)、特別損失として減損損失2億3500万円を計上して四半期純利益12億8000万円(54.6%減)となり、増収減益だ。

営業利益率2.0%、経常利益率2.2%。

スーパーマーケット(SM)事業の営業収益は918億6800万円(6.5%増)、営業利益は18億8700万円(23.5%減)の増収減益。中核の(株)バローの既存店売上高は0.5%減少したが、前期から今期にかけて開設した店舗や、前期に子会社化した(株)フタバヤと三幸(株)が寄与して増収となった。ただしバローは加工食品を中心に売上総利益率が低下した。また三幸は8月にバローの物流システムへの切り替えや商流変更を予定しているが、改善の遅れが見られ、事業全体では減益となった。

2店舗を新設、1店舗を閉鎖し、6月末のスーパーマーケット店舗数は291店舗。バローでは7店舗の改装を行い、「SMバロー美濃加茂店」を増床して生鮮売場を大幅に拡張した。「SMバロー大沢野店」などシェアを十分に獲得できていない店舗の改装も並行して進めた。

ドラッグストア事業の営業収益は339億8300万円(9.5%増)、営業利益は8億6700万円(55.3%増)と好調だ。

8店舗を新設、リロケーションに係る2店舗を含む計3店舗を閉鎖し、6月末店舗数は384店舗(うち調剤専門薬局41店舗、調剤薬局併設49店舗)だ。

ホームセンター(HC)事業の営業収益は264億8200万円(90.5%増)、営業利益は11億3000万円(33.9%増)。4月にプロ(職人)対象の2号店となる「PROsite(プロサイト)名港店」を業態転換により開設、6月には「ダイユーエイト小高店」を開設した。6月末店舗数は147店舗。

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