H2Onews|阪急阪神百貨店9月実績21.2%増/消費増税前の駆け込み需要
エイチ・ツー・オーリテイング(株)(大阪市北区、鈴木篤社長)が9月度の売上速報を発表した。
(株)阪急阪神百貨店(大阪市北区、荒木直也社長)は、売上高前年比121.2%と前年を大幅に上回った。
消費増税前の駆け込み需要も、両本店を中心に10日頃から活発となった。ジュエリーやブランドバッグ、海外ブランドの衣料品など、高額品の動きが良かった。さらに20日頃からは、衣料品・雑貨、化粧品など、一般実用品の動きも良くなった。
前年の台風の影響で関西店舗が2日間休業したことの反動による増収や、関空閉鎖による訪日観光客の来店減に対する影響の反動で、中国人観光客が大幅増となり、インバウンド売上高が139.0%と好調だった。
主力店舗の阪急本店は129.2%。増税を前に、冬物ファッションの先行買いや高額品の動きが活発化した。また、外商の特招会においても、高額品が活発に動き、過去最高の売上を記録した。
阪急メンズ大阪は、ラグジュアリーブランドが引き続き好調。恒例イベント「ファッションエキシビジョンナイト」は来場者が前年の2割増だった。
阪神梅田本店は、恒例の大型催事が駆け込み需要を取り込み、伸長した。
支店は12店舗中11店舗が前年実績をクリアして107.2%だった。
食品事業の(株)イズミヤ(大阪市西成区、四條晴也社長)は101.1%で微増だったものの、阪急オアシスは97.2%と前年を下回った。