マミーマートnews|19年9月期年商1089億円3.4%増/経常利益34.3%減
(株)マミーマート (埼玉県東松山市、岩崎裕文社長) が2019年9月期の本決算を発表した。
売上高1089億4500万円(前年同期比3.4%増)、営業利益16億4200万円(40.7%減)、経常利益21億1800万円(34.3%減)、当期純利益6億9700万円(前期は12億9100万円の損失)。
営業利益率1.5%、経常利益率1.9%。
主力のスーパーマーケット事業は、売上高1084億4300万円(前期比3.4%増)、営業利益16億円(41.7%減)。店舗数は、埼玉県51店舗、千葉県21店舗、東京都3店舗、栃木県1店舗の計76店。
マミーマートでは、「食を通して健康になる」というコンセプト「Enjoy Life!」の考えを柱にして、「ベーシック・ラインの強化」「付加価値の向上」「M3活動の推進」の3項目を重点的課題としてきた。
第1の「ベーシック・ラインの強化」では、商品事業部・販売事業部が一丸となって販売施策の統一、売れ筋商品の販売力強化を進めた。ハード面では、環境変化や経年変化を考慮した既存店舗の活性化計画を実行した。ソフト面では、時間帯別人員配置の適正化、商品の鮮度管理、品切れ防止を最重要課題と捉え、売場の完成度を高めた。
第2の「付加価値の向上」では、「おいしい健康を咲かせよう」を合言葉に、素材から製法、機能性などにこだわった商品をお手頃価格で提供する同社オリジナルのプライベートブランド品の開発に取り組んでいる。また「お客様の健康をサポートする店」を目標に、お客に積極的にアドバイスできる人材を増やすため、社内資格「たべもの学」を通して従業員の食と健康に関する知識を深めている。さらに、店内食材を使って試食品を提供し、食べ方や調理の提案などを行う「ヘルシーコンシェルジュ」が常駐する店舗(ビバモールさいたま新都心店他13店舗)では体験型ワークショップを定期的に開催している。
第3の「M3活動の推進」では、2017年からスタートした「3M(3M=My Mami Mart)プロジェクト」を引き続き推進した。全従業員が “主体的” に日々の課題や問題点を解決し、改善していくことで、やりがいや達成感を感じられる社内制度、環境づくりに取り組んでいる。