U.S.M.Hnews|第2Q営業収益3739億円8.6%増・経常利益4倍

(株)マルエツ、(株)カスミ、マックスバリュ関東(株)で構成されるユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)(東京都千代田区、藤田元宏社長)が2021年2月期第2四半期決算を発表した。

営業収益は3738億9200万円(前年同期比8.6%増)、営業利益が113億0000万円(314.9%増)、経常利益114億8600万円(312.2%増)、四半期純利益は前年同期の4億3400万円から69億4200万円となった。新型コロナ感染症予防の観点から人員の拡充を行ったことで、人件費は2.9%増となった。また感染症関連費用として、2億8300万円の特別損失を計上した。しかしそれを上回る大幅な増益だ。

営業利益率は3.0%、経常利益率は3.1%。

感染症予防対策や内食需要の高まりに対応した品揃えの強化、三密を避けるための販売促進の見直しを行った。またスマホで決済できる「Scan&Goサービス」や、ネットスーパーの機能を充実させるなど、新たな生活様式に対応するデジタル化に注力した。注文商品を店頭やエリア内の指定配送先でピックアップできる「オンラインデリバリー」の取り組みも進めた。さらにAIデジタルサイネージを活用した広告配信・マーケティングサービス「イグニカ(ignica)サイネージサービス」の展開を開始した。プライベートブランド商品「eatime」は99品目にまで拡がっている。

マルエツ単体の営業収益は2023億5800万円(前年同四半期比8.6%増)、営業利益は57億3100万円(209.4増)、経常利益57億4400万円(98.4%増)、四半期純利益33億8000万円(118.8%増)。

(株)カスミ単体の営業収益は1453億6400万円(前年同四半期比8.2%増)、営業利益は45億9500万円(375.9増)、経常利益47億2600万円(340.3%増)、四半期純利益は26億7800万円増の29億4500万円(前年同期2億6700万円)。

マックスバリュ関東(株)単体の営業収益は241億5800万円(前年同四半期比11.0%増)、営業利益が9億円(前年同期3900万円)、経常利益8億9600万円(同3500m万円)、四半期純利益7億1100万円(同300万円)と利益を大きく確保した。

新規出店はマルエツが4店舗、カスミが2店舗、閉鎖はマルエツが1店舗。8月末のグループ店舗数は中国江蘇省の2店舗を含めて526店舗。

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