ウエルシアnews|第3Q売上高7104億円10.8%増・経常利益32.3%増
ウエルシアホールディングス(株)(東京都千代田区、松本忠久社長)が2021年2月期第3四半期の決算を発表した。
累計の売上高7104億0800万円(前年同期比10.8%増)、営業利益329億7100万円(34.1%増)、経常利益350億9500万円(32.3%増)、四半期純利益216億9200万円(36.2%増)と増収増益だ。
営業利益率4.6%、経常利益率4.9%。
ウエルシアグループでは、新型コロナウイルス感染症拡大のなか、営業時間の短縮(時短営業最多839店舗、うち休業最多48店舗)、政府の要請である3密回避のためチラシ販促の一時自粛などを行った。
テレワークによるメイクアップ用化粧品の需要減少などの影響があったが、感染症予防対策商品や食品の需要増もあって、物販売上げは順調に推移した。調剤は薬価改定の影響に加えて、受診抑制による処方箋枚数の減少、長期処方の増加による処方箋単価の上昇などの影響もあったが、調剤併設(11月末現在1595店舗)のウエルシアモデルへの転換が進み、既存店売上高は好調に推移した。
一方で、人時コントロールによる店舗人時数の適正化や自動発注の推進による店舗業務の効率化によって、人件費を中心とした販管費を厳密に管理した。
品目別では、食品が前年同四半期比14.8%増、医薬品・衛生介護品・ベビー用品・健康食品が13.7%増、調剤が12.3%増、家庭用雑貨が12.0%増と好調だった。化粧品は1.0%減。
3月1日付で高知県を地盤とする(株)よどや(24店舗)を、6月1日付で群馬県を中心に店舗展開する(株)クスリのマルエ(59店舗)を子会社化した。また、7月1日付で愛媛県を中心に調剤薬局を展開する(株)ネオファルマー(10店舗)、(株)サミット(3店舗)を完全子会社化した。さらに、11月2日付で上新電機(株)の近畿地区5店舗のドラッグストアをウエルシア薬局が譲り受けた。グループ全体で104店舗の出店と15店舗の閉店を実施し、11月末時点の店舗数は2202店舗となった。