いなげやnews|第3Q営業収益6.5%・経常利益896.6%の増収増益

(株)いなげや(東京都立川市、本杉吉員社長)が2021年3月期第3四半期の業績を発表した。

4月1日~12月31日の業績は、営業収益が2043億5600万円(前年同期比6.5%増)、売上高は1964億9600万円(6.5%増)の増収だ。

売上総利益率は0.6ポイント上昇して28.2%となり、売上総利益は553億5800万円(8.7%増)と伸長した。一方、販売費および一般管理費は運送費の増加があったものの、販促をはじめとした経費の見直しや営業時間短縮に伴う人件費の減少によって569億4300万円、1.8%減となった。

これにより利益面は大きく改善した。営業利益は62億7500万円(1430.4%増)、経常利益が65億2200万円(896.6%増)、四半期純利益45億5100万円(2579.5%増)。

営業利益率は3.2%、経常利益率は3.3%。コロナ特需が落ち着き、第2四半期からそれぞれ0.2ポイント下がった。

スーパーマーケット事業は売上高が1629億5300万円(7.4%増)、セグメント利益は54億5900万円(前年同期は9500万円のセグメント損失)の増収増益だ。新型コロナウイルス感染症の流行による生活様式の変化に伴って客数は減少したが、1人当たりの買上げ点数、客単価が伸びて、既存店売上高が前年同期比7.6%増となった。

いなげやではina21小平鈴木町店(東京都小平市)を新規出店し、三鷹牟礼店(東京都三鷹市)、白金台店(東京都港区)を改装した。

一方で、いなげやにおいて3店舗、傘下の(株)三浦屋において1店舗を閉鎖したことによって、12月末の店舗数はいなげや133店舗、三浦屋8店舗、合わせて141店舗となった。また老朽化していた立川青果・生鮮センター(東京都立川市)を移設した。

ドラッグストア事業の(株)ウェルパークは売上高が331億3400万円(3.0%増)、セグメント利益は5億8300万円(96.3%増)。前年9月の消費税増税前の駆け込み需要の反動から、既存店売上高は前年同期比1.5%増となった。

所沢青葉台店(埼玉県所沢市)と新所沢西口店(埼玉県所沢市)を新設した一方、3店舗を閉鎖した。また、川越南大塚東店(埼玉県川越市)など10店舗の改装を実施した。その結果、12月末における店舗数は137店舗となった。

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