青山商事news|第3Q売上高1057億円32.3%減・経常損失134億円の赤字

青山商事(株)(広島県福山市、青山理社長)が2021年3月期第3四半期の決算を発表した。

4月1日~12月31日の連結業績は、売上高1057億4900万円(前年同期比32.3%減)、営業損失156億2800万円(前年同期は営業損失20億4900万円)、経常損失133億7700万円(前年同期は経常損失14億0600万円)、四半期純損失181億2300万円(前年同期は四半期純損失82億2700万円)の赤字決算だ。

中核部門であるビジネスウェア事業は、売上高679億6300万円(前年同期比35.6%減)、セグメント損失(営業損失)171億0200万円(前年同期はセグメント損失23億8400万円)。ビジネスウェア事業を行っているのは、青山商事に加えてグループ企業であるブルーリバース(株)、(株)エム・ディー・エス、(株)栄商、服良(株)、青山洋服商業(上海)有限公司である。

ビジネスウェア事業については、政府による外出自粛や接触機会7~8割削減等の要請を踏まえ、顧客並びに従業員の健康と安全確保、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、臨時休業や時間短縮営業を実施した。これによってこの第1四半期(4月~6月)の既存店売上高は前年同期比34.0%減となった。

メンズスーツの販売着数は前年同期比33.9%減の68万9000着、平均販売単価は前年同期比8.8%減の2万5568円。

店舗面ではコスト構造最適化に向け、非効率な33店舗を閉店した。12月31日時点で、「洋服の青山」785店、「ザ・スーツカンパニー」52店、「ユニバーサルランゲージ」9店、「ユニバーサルランゲージ メジャーズ」6店、「ホワイト ザ・スーツカンパニー」5店の計857店舗を運営している。

カード事業については、外出自粛要請に伴う消費マインドの冷え込みなどから、ショッピング収入およびキャッシング収入が減少したことによって、売上高は36億6100万円(前年同期比6.3%減)、セグメント利益は16億7400万円(3.5%減)だった。11月末時点の「AOYAMAカード」の有効会員数は424万人。

印刷・メディア事業については、主な取引先である流通小売業からの受注が減少したことによって、売上高は75億0400万円(18.3%減)、セグメント損失は3億6600万円(前年同期はセグメント損失1億6000万円)となった。

雑貨販売事業については、衛生用品や日用品のなどの購入を中心に客数が増加したことによって、売上高は124億6700万円(7.8%増)、セグメント利益は6億7000万円(50.1%増)だった。11月末の店舗数は112店。

総合リペアサービス事業については、海外の店舗においてロックダウンの影響を受けたことや、国内においても店舗の臨時休業や時間短縮営業を行ったことなどによって、売上高は66億8800万円(29.1%減)、セグメント損失は4億3500万円(前年同期はセグメント損失2億2100万円)となった。12月末の「ミスターミニット」の店舗数は642店。

フードサービス事業については、営業時間を短縮したことなどによって、売上高は67億7200万円(7.2%減)、セグメント利益は1億6400万円(前年同期比55.8%減)だった。12月末の店舗数は「焼肉きんぐ」37店、「ゆず庵」13店。

なお、第1四半期連結会計期間から従来、報告セグメントとして開示していた「カジュアル事業」は、4月6日をもって(株)イーグルリテイリングが清算結了したことにより報告セグメントから除外し、「その他」としている。

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