ニトリnews|売上高7169億円11.6%・経常利益26%の34期連続増収増益

(株)ニトリホールディングス(東京都北区、白井俊之社長)の2021年2月期(2020年2月21日~2021年2月20日)は、売上高が7169億円(前期比11.6%増)、営業利益は1376億8700万円(28.1%増)、経常利益は1384億2600万円(26.4%増)となり、34期連続で増収増益となった。純利益は921億1400万円(前期比29.0%増)。

売上対比営業利益率は19.2%、経常利益率は19.3%。

巣ごもり消費や自宅で過ごす時間が増えたことで、家具・ホームファッション商品ともに好調に推移した。既存店売上高は客数が112.8%と客単価97.9%をカバーして売上高は110.4%と伸びた。

EC事業は、通販WEBサイト限定商品の展開もあり、売上高は705億円と前期に比べ59.2%増加した。アプリ会員数は908万人に達し、2022年度末には1300万人を目指す。そしてEC事業売上高は2025年度に1500億円を目標に強化していく。

原価低減の取り組みでは、原価率の低い商品への入れ替えや、原材料の統一、海外サプライヤーとの共同による生産工程の改善を進めた。また為替レートの影響もあり、売上総利益率は2.2ポイント改善して57.4%となった。

販売費及び一般管理費は、従業員賞与の増加や一部珪藻土商品の自主回収に伴う費用の増加、EC事業の売上増による商品発送作業にかかわる業務委託費が増加した。一方で、緊急事態宣言期間中の店舗の臨時休業や営業時間の短縮や出張自粛から、売上げに占める賃借料や旅費交通費の割合が減少した。

2021年2月20日時点の全店舗数は722店舗。国内がニトリ450店、ニトリエクスプレス17店、デコホーム106店、アパレルの「N+」17店、そしてホームセンターの島忠が61店の651店舗、海外は71店舗。

2022年2月度は国内でのニトリ、デコホームの積極出店、中国への二桁出店など、110店舗の出店を計画する。また経営統合した島忠については個店経営からチェーンストア経営への転換を進め、日用品などのPB開発や改装投資で利益改善を図る。

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