しまむらnews|巣ごもり需要で年商5426億円4%増・経常利益65%増

(株)しまむら(埼玉県さいたま市、鈴木誠社長)の2021年2月期(2020年2月21日~2021年2月20日)連結業績は、売上高が5426億0800万円(前年同期比4.0%増)、営業利益が380億2600万円(65.4%増)、経常利益394億0400万円(65.2%増)、純利益が261億6300万円(99.3%増)と増収大幅増益となった。

営業利益率は7.0%、経常利益率は7.3%。

2020年度はグループ統一テーマを“リ・ボーン”とし、しまむらグループの復活をテーマに商品力の強化と販売力の強化を進めた。また10月には新たにオンラインストアを開設した。

日本国内の業績は、売上高が5366億2000万円(前年同期比4.0%増)、営業利益381億9900万円(62.7%増)、経常利益391億4900万円(66.2%増)、純利益は257億0500万円(同138.9%増)。

主力のしまむら事業の売上高は前年同期比2.6%増の4120億9500万円。自社開発ブランドや、サプライヤーとの共同開発ブランドをリ・ブランディングして、商品・売場・販促の三位一体でお客へアピールし、売上げを伸ばした。また巣ごもり需要からリラクシングウェアやインテリアなどが売れ筋商品となった。サプライヤーと連携した短期生産サイクルを活用し、効率的な在庫コントロールを行ったことで、季節商品は適正な在庫量となり、値下削減にもつながった。店舗と商品部が連携して全国の商品情報を収集し、地域別の品揃えと販促に反映させた施策も功を奏した。店舗数は1430店舗。

ヤングカジュアル専門店のアベイル事業は、ベーシック商品やルームウェア、クッションなどのインテリアが売れ筋となったが、外出自粛からアウター衣料やシューズ・バッグが不振だった。売上高は前年同期比1.1%減の494億8000万円。店舗数は315店舗

ベビー・子供用品専門店のバースデイ事業の売上高は前年同期比16.0%増の626億5400万円。季節商品の前倒し展開が夏物・冬物ともに良好に推移した。また売筋商品の短期追加生産によって値下げも削減できた。店舗数は298店舗。

雑貨・婦人ファッション専門店のシャンブル事業は、婦人パジャマやルームウェア、調理用品や収納用品、インテリアが大きく売上げを伸ばして、前年同期比19.8%増の117億2300万円。店舗数は95店舗。

靴専門店のディバロ事業の売上高は前年同期比7.9%減の6億6700万円。16店舗の展開。

台湾で事業展開する思夢樂事業の売上高は、前年同期比2.0%増の15億3800万NT$(58億2900万円)。上海を中心に事業展開していた飾夢楽は、10月末をもって一部の本社機能を残し、すべての店舗を閉店している。

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