ベルクnews|年商2845億円18.8%・経常利益14.4%と2桁台の増収増益

「Better Quality & Lower Price」を掲げる(株)ベルク(埼玉県鶴ヶ島市、原島一誠社長)が2021年2月期の本決算を発表した。

営業収益2844億6000万円(前年比18.8%増)、営業利益119億3200万円(14.4%増)、経常利益126億7500万円(14.4%増)、当期純利益88億2800万円(210.0%増)と増収増益だ。

2020年5月25日、連結子会社である(株)ホームデリカの第一工場(埼玉県大里郡寄居町)において火災が発生した。当連結会計年度においては、当該火災に伴う有形固定資産および原材料の滅失損失、復旧費用等を火災損失として6億8600万円、火災保険金を特別利益の受取保険金として5億6700万円計上した。

また、次期の閉店が決定した店舗について減損損失3500万円を、収益性の低い1店舗について減損損失3億3000万円を特別損失に計上した。

営業利益率は4.2%、経常利益率は4.5%。

販売政策では、新型コロナウイルス感染拡大の各種防止策を講じながら営業を継続し、商品供給に努め、地域のライフラインとしての役割を果たした。段階的にポイントカード販促を再開するとともに、移動スーパーを展開して、高齢者など来店が困難な人に対する買物支援の取り組みを行った。

商品政策では、より良い産地からの商品調達、直輸入商品の開発を行うことによって、品質の良い商品を求めやすい価格で提供するとともに、自社ブランド「くらしにベルクkurabelc(クラベルク)」の取り扱いを拡大した。

店舗運営では、同社最大の特長である標準化された企業体制を基盤にLSP(レイバースケジューリングプログラム:作業割当システム)の定着化、適正な人員配置、省力器具の活用による効率的なチェーンオペレーションを推進した。

物流体制においては、自社物流の強みを活かし、商品を産地やメーカーから大量一括調達することによって配送効率を高め、商品の価格強化と品質の安定化を目指した。また引き続き、店舗作業に合わせた配送体制の見直しを行い、店舗運営の効率化に取り組んだ。

新規店舗として、2020年9月、神奈川県秦野市に 「フォルテ秦野店」、埼玉県羽生市に「フォルテ羽生店」、10月、千葉県船橋市に「フォルテ船橋店」、11月、千葉県佐倉市に「佐倉志津店」」、2021年1月、千葉県印西市に「フォルテ千葉ニュータウン店」を出店した。

既存店2店舗の改装を実施し、2021年2月末時点の店舗数は123店舗となった。

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