ケーズnews|年商7925億円11.9%・経常利益53.2%の大幅増収増益

(株)ケーズホールディングス(茨城県水戸市、平本忠社長)が2021年3月期決算を発表した。

売上高が7925億4200万円(前年同期比11.9%増)、営業利益517億3700万円(56.8%増)、経常利益567億4700万円(53.2%増)、四半期純利益387億3400万円(79.9%増)と、大幅な増収増益となった。

営業利益率6.5%、経常利益率7.2%。

ケーズデンキグループは、「がんばらない(=無理をしない)」経営を標榜する。それに則って、「現金値引」「長期無料保証」「あんしんパスポート」などのサービスを提供する。

新型コロナウイルス感染症が拡大するなか、国内の景気は急速に悪化したが、支給された特別定額給付金が家電製品の買い替えの後押しとなった。また、テレワークによるパソコンおよび周辺機器などのほか、巣ごもり需要による4Kや8Kの大型テレビや冷蔵庫などの生活家電が好調だった。

利益面については、コロナ禍での従業員の奮闘に報いるため、2020年6月および2021年3月に特別手当の支給をしたことで人件費が前年同期を大きく上回ったが、折込みチラシのサイズ、部数を縮小したことで広告宣伝費が前年同期よりも大きく減少し、人件費増加の半分程度が吸収された。これにより営業利益、経常利益、純利益ともに前年同期を大きく上回った。

直営店24店を開設し、直営店9店を閉鎖して店舗網の強化と経営の効率化を図った。3月末の店舗数は519店(直営515店、FC店4店)。

今期は、山口県初出店となる宇部店や、大阪市内初出店となる東住吉桑津店、福岡市内初出店となるBRANCH博多店を開店し、空白地域への出店と人口集積地への出店を順次進めている。

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