ライフnews|第1Q営業収益1909億円2.2%減・経常利益2.6%減/販管費増
(株)ライフコーポレーション(大阪本社:大阪市淀川区、東京本社:東京都台東区、岩崎高治社長)が発表した2022年2月期第1四半期は、営業収益が1909億1700万円(前年同期比2.2%減)とコロナ禍で内食需要が急増した前年同四半期には届かなかった。
売上総利益は荒利率の改善により増益となったが、販管費は、採用強化に伴う人件費、新規出店に伴う賃借料、EC強化の物件費などで増加した。
その結果、営業利益は84億1500万円(前年同期比3.4%減)、経常利益は86億0300万円(2.6%減)、四半期純利益は60億6700万円(2.0%減)。
営業利益率は4.4%、経常利益率は4.5%。
利益はいずれも前年同四半期を若干下回ったが、新規店舗、ネットスーパーなどのeコマースの拡大、BIO-RALなどのプライベートブランド商品の強化、おいしさを追求した商品施策などの効果が寄与し、計画通りに推移した。小売事業の営業収益は1906億8500万円(前年同四半期比2.2%減)、売上高は1850億7900万円(前年同四半期比2.3%減)、セグメント利益は85億9500万円(前年同四半期比2.1%減)。
ネットスーパー事業は、3月に (株)10Xと協業し、初のモバイルアプリ版となる「ライフネットスーパーアプリ」の提供を開始。また配送面ではネットスーパー・来店宅配サービスに配送網を構築するために、4月に間口ホールディングス(株)と共同でラストワンマイルを担う新会社「(株)ライフホームデリバリー」を設立した。2019年9月から出店したAmazonプライム会員向けサービスは、配送地域を首都圏では、東京23区と都下4市、神奈川県5市、千葉県13市、埼玉県1市、近畿圏では、大阪市22区と府下18市、兵庫県1市(それぞれ一部地域を除く)に拡げている。
3月に東日暮里店(東京都)、4月に溝口店(神奈川県)の2店舗を出店。既存の葛飾鎌倉店、菱江店の2店舗を改装している。
(株)ライフフィナンシャルサービスの営業収益は5億8700万円(前年同四半期比4.7%増)、セグメント利益は0800万円(前年同四半期比82.1%減)。