ハニーズnews | 第1Q売上高105億円4.7%減・経常利益35.3%減の減収減益

(株) ハニーズホールディングス(福島県いわき市、江尻英介社長)が2022年5月期第1四半期の決算を発表した。

6月1日~8月31日の業績は、売上高105億0500万円(前年同期比4.7%減)、営業利益4億5900万円(35.6%減)、経常利益4億7400万円(35.3%減)、四半期純利益3億0500万円(42.5%減)の減収減益となった。

営業利益率は4.4%、経常利益率は4.5%。

婦人服専門店業態は新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた業界であり、6月の緊急事態宣言解除後の一時的な回復はあったものの、その後の天候不順と2度にわたる緊急事態宣言の発出によって来店客数に多大な影響があった。

このような状況のなか、同社グループでは高いアセアン生産比率を維持し、高品質でありながらリーズナブルなプライスの実現に努めた。また、巣ごもり需要に代表される消費者の行動変容に対応した商品企画に努め、コラボ商品の投入や販促活動を積極的に取り入れるなどの施策を講じたうえで、EC事業の強化を図った。

EC事業はルームウェアや下着など、新しい生活様式に対応した商品を中心に売上げが好調で、とくに自社ECサイトがEC事業の成長を牽引した。また、7月には自社アプリのリニューアルを行うなど、自社サイトの利便性・機能性向上にも注力した。

収益面については、アセアンシフトによる仕入原価低減に努めたほか、仕入れコントロールによって適正な商品在庫水準を維持した。タイムリーな商品投入によって商品が回転した。さらに値引き販売の抑制効果もあって、売上総利益率は58.6%(前年同期比1.2ポイント増)と高い水準を維持した。

販売費及び一般管理費は56億990万円(1.6%増)、販管費率は54.2%(3.3ポイント増)となった。店舗賃料の減免交渉や店舗照明のLEDへの切替えなど、継続して経費削減に努めたが、売上げの減少に伴って減益となった。

店舗展開については、引き続きスクラップ&ビルトを進めた結果、8月末時点での国内店舗数は868店となった。

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