ヤマダnews|第2Q売上高8004億円(7%減)経常利益2割減/住建事業黒字転換
(株)ヤマダホールディングス(群馬県高崎市、山田昇会長兼社長)が2022年3月期の第2四半期決算を発表した。
売上高は8003億9900万円(前年同期比7.0%減)、営業利益350億8400万円(23.7%減)、経常利益392億7600万円(20.0%減)、そして四半期純利益が299億6700万円(43.4%増)。
同社は第1四半期期首から「収益認識に関する会計基準」等を適用している。この結果、従来同様の基準と比較した場合より売上高は475億6600万円減少しており、この影響を除いた対前年同期比はマイナス1.4%となる。
営業利益率4.4%、経常利益率4.9%。
同グループは成長戦略として、新規出店および店舗増築や業態・フォーマット変更、改装による総売場面積の拡大等、積極的な店舗開発を進めている。
「暮らしまるごと」戦略の強化として、家電から家具・インテリア、生活 雑貨、リフォーム、おもちゃまで、地域最大級品揃えをする新業態店舗「LIFE SELECT」を出店。この新業態1号店は6月18日、「熊本春日店」を増築増床リニューアルしてオープンした。10月31日現在、合計9店舗を展開している。熊本春日店、姫路本店、札幌本店、神戸本店、木更津請西本店、長野SBC通り店、加古川本店は既存店の増築転換、LABI高崎は全面改装、ムサシ久喜菖蒲店は新規出店だ。
また、本業の家電販売拡大やシェア向上のため、インターネットと店舗が融合した「YAMADA Web.com店」や、アウトレット・リユース商品を豊富に揃えたアウトレット店舗など、さまざまなストアフォーマットの開発を促進している。
セグメント別の業績状況は以下の通り。
「デンキ事業」の売上高は6620億3100万円(15.8%減)、営業利益は333億1800万円(30.8%減)。
「住建事業」の売上高は1176億6000万円(102.0%増)、営業利益3億6400万円(前年同期営業損失 9億2400万円)と前年から12億8900万円プラスの、黒字転換となった。
海外含む9月末時点の店舗数は、24店舗の新規出店、23店舗の退店で、直営店舗数は1004 店舗(ヤマダデンキ直営985店舗、その他連結子会社19店舗)。また、コスモス・ベリーズ(株)のFCを含むグループ総店舗数は1万2599店舗となった。