西松屋news|年商1630億円2.3%増・経常利益3.9%増の増収増益
(株)西松屋チェーン(兵庫県姫路市、大村浩一社長)が 2022年2月期の本決算を発表した。
2021年2月21日~2022年2月20日の業績は、売上高が1630億1600万円(前年同期比2.3%増)となり、利益面では、売上総利益が増加したことにより、営業利益が122億5900万円(1.4%増)、経常利益が128億5200万円(3.9%増)、当期純利益は84億9800万円(2.7%増)の増収増益となった。
営業利益率は7.5%、経常利益率は7.9%。
西松屋チェーンは全国47都道府県に標準化された店舗網を敷き、ローコスト運営を行う。今期は39店舗を新規出店して、12店舗を閉鎖している。2月20日時点の店舗数は1036店。
またWebサイトの「西松屋公式オンラインストア」を2021年11月11日にオープンした。衣料品の「ELFINDOLL(エルフィンドール)」、育児用品の「SmartAngel(スマートエンジェル)」の両プライベートブランド商品をはじめ、子育てのための必需品を品揃えしている。またアプリ会員向けポイント制度「ミミちゃんスマイルプログラム」を2021年3月1日から開始している。
商品面では、手ごろな価格と顧客の立場に立った品質を備えたプライベートブランド商品の売上げが伸びている。また、小学校高学年向け商品の品揃え拡充も進めた。さらに、プライベートブランド商品の海外向け販売拡大に向けて、新たな市場・顧客の開拓に取り組んでいる。
オペレーション面では、スーパーインテンデント(複数店管理店長)制度を確立し、最適な人員配置を目的とした応援パート制度や多店舗パート制度の拡大を進めた。また、タブレット端末の全店導入など ITを利用した作業効率化を行うことで業務システムを見直し、店舗での作業手順の改善・単純化につなげることで、コスト削減に努めた。