いなげやnews|年商2514億円5.5%減・経常利益46.8%減の減収減益

(株)いなげや(東京都立川市、本杉吉員社長)が2022年3月期の本決算を発表した。

2021年4月1日~2022年3月31日の経営成績は、営業収益が2514億1700万円(前期比5.5%減)、テナント収入などを除く売上高は2408億7700万円(5.8%減)と、それぞれ減収だった。

売上総利益も674億6100万円(7.5%減)と減益だった。また、販売費および一般管理費は、744億7500万円(2.3%減)となった。これにより営業利益は35億2500万円(49.5%減)、経常利益は38億8000万円(46.8%減)、純利益は23億9900万円(41.8%減)と減益となった。

営業利益率1.4%、経常利益率1.5%。

なお、同社は「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用している。

スーパーマーケット事業の売上高は1972億2200万円(6.8%減)、セグメント利益は21億9200万円(61.2%減)。

“新鮮さをお安く心をこめて”を経営目標とし、価値ある商品の開発やお値打ち価格での商品提供、取扱商品の見直しを徹底した。また、バーコード決済の導入や移動スーパーとくし丸のエリア拡大など、顧客満足度を高める営業活動を行った。

売上高は、前期の「巣ごもり需要」の反動で、既存店売上高が前期比2.4%減となった。

いなげやでは国分寺東恋ヶ窪店(東京都国分寺市)を新設した。一方で2店舗を閉鎖した。むさし村山店(東京都武蔵村山市)など11店舗の改装を実施した。3月末の店舗数は132店舗となった。

ドラッグストア事業の(株)ウェルパークは売上高が426億3800万円(1.7%減)、セグメント利益は9億8900万円(4.8%減)。

受診の平常化で調剤が回復したが外出控えの継続による客数減少で、既存店売上高が前期比1.7%減となった。

従来は店舗の一区画で営業していたEC事業を、楽ちんネットスーパーウェルパーク.jp羽村物流センター店(東京都羽村市)として実販売も可能な店舗として移転新設した。また、八王子中野山王店(東京都八王子市)、福生加美平店(東京都福生市)、八王子八日町店(東京都八王子市)、中葛西店(東京都江戸川区)、荒川町屋店(東京都荒川区)、調剤薬局高田馬場駅前店(東京都新宿区)の7店舗を新設した。一方で、2店舗を閉鎖した。既存店の活性化のため、桜新町店(東京都世田谷区)など20店舗の改装を実施した。3月末の店舗数は141店舗となった。

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