スギnews|第1Q売上高1611億円・経常利益68億円/調剤領域を強化

スギホールディングス(株)(愛知県大府市、杉浦克典社長)が2023年2月期第1四半期の決算を発表した。

3月1日~5月31日の連結累計期間の業績は、売上高1611億2800万円(前年同期は1551億7100万円)、営業利益66億7100万円(72億6200万円)、経常利益68億0600万円(75億8200万円)、四半期純利益46億0800万円(49億7900万円)だった。

なお、同社は今期の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用している。2023年2月期の売上高は、収益認識会計基準等を適用した後の数値となっているため、前年同期との増減額および前年同四半期比(%)は記載していない。

営業利益率は4.1%、経常利益率は4.2%。

ドラッグストア業界では、薬価改定の影響による処方箋単価の下落、コロナ禍における化粧品需要の低迷継続、外出機会の増加による巣ごもり需要の減少、全国的な店舗数の増加による競争の激化など、経営環境は厳しさを増している。

今期のスギグループでの具体的な取り組みとして、調剤領域の強化に向けた、かかりつけ薬局アプリのダウンロード促進、調剤室・調剤待合室の拡張改装、薬剤師から医療事務へのタスクシフトの推進、訪問調剤専門拠点の整備などが挙げられる。

物販領域では、競争店対策の強化、食品導入改装の促進に加え、個店別の最適な人員配置および節電対策などの経費削減に取り組んだ。

店舗面では関東・中部・関西・北陸エリアへの出店に注力した。新規出店は19店舗、閉店が1店舗、既存店の競争力強化に向けて90店舗の改装を実施した。年度末店舗数は1501店舗となった。

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