アレンザnews|第1Q営業収益385億円・経常利益22億円/客数減が顕著

アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)が2023年2月期第1四半期の決算を発表した。

アレンザホールディングスは(株)バローホールディングスの子会社に当たり、傘下にホームセンターの(株)ダイユーエイト、(株)タイム、(株)ホームセンターバロー、ペット専門店の(株)アミーゴなどの事業会社を有する。

3月~5月の業績は、営業収益384億8100万円(前年同期403億6300万円)、営業利益20億7700万円(23億7900万円)、経常利益21億8700万円(24億9700万円)、四半期純利益11億2900万円(16億1000万円)だった。

なお、同社は今期の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用している。2023年2月期の売上高は、収益認識会計基準等を適用した後の数値となっているため、前年同四半期比(%)は記載していない。

営業利益率5.4%、経常利益率5.7%。

(株)ダイユーエイトのホームセンターのセグメント営業収益は121億8400万円(前年同期124億2400万円)、セグメント利益は7億5300万円(7億1200万円)。ホームセンター事業は、既存店は、客数が前年同期比で2.8%減少したが、客単価が3.2%増加したことで、売上高は0.3%の増加となった。EC部門は、即日発送可能商品数を大幅に増加させるなどユーザーサービス機能を拡充させることによって、前年同期比でEC取扱高を大きく伸ばすことができた。

(株)タイムのホームセンターセグメント営業収益は43億4700万円(前年同期42億6500万円)、セグメント利益は9900万円(1億6900万円)。既存店は、客単価が前年同期比で2.0%増加したが、客数が5.3%減少して、売上高は3.4%減少した。園芸用品、電動アシスト自転車の売れ行きが好調に推移した。一方、コロナ禍で拡大したマスクや除菌関連商品、DIY商品、家具インテリア、キッチン用品等の需要は使用頻度・購入量・ペースが落ち着き、前年並みの売上げには届かなかった。

(株)ホームセンターバローのセグメント営業収益は147億9700万円(前年同期156億8500万円)、セグメント利益は8億1000万円(9億7000万円)。既存店の客単価は前年同期比で5.1%増加したが、客数が5.8%減少し、売上高は0.9%の減少となった。コロナウイルス対策需要の反動から減収となったが、園芸関連は、堅調に推移した。リフォーム、エクステリア関連は需要が戻りつつあり、昨年を上回る推移をした。資材・工具金物専門店「プロサイト」では、商品確保に努め堅調に推移している。

ペット専門店(株)アミーゴのセグメント営業収益は50億1700万円(前年同期57億8800万円)、セグメント利益は3億5900万円(4億2600万円)。既存店は客数が前年同期比で0.6%減少、客単価も2.8%減少、売上高も3.4%減少した。

タイムが岡山県にホームセンターを1店舗、ジョーカーが東京都にペット専門店を1店舗開設したが、スクラップ&ビルドにより1店舗退店した。5月末の店舗数は285店舗。

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧