コーナン商事news|第1Q営業収益1114億円0.5%減・経常利益14.8%減
コーナン商事(株)(大阪市淀川区、疋田直太郎社長)は2023年2月期第1四半期の決算を発表した。
2022年3月1日~5月31日の営業収益は1114億1500万円(前年同期比0.5%減)。営業利益は78億6300万円(14.9%減)、経常利益は73億4100万円(14.8%減)、四半期純利益は49億7400万円(14.5%減)だった。
なお、同社は今期の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用している。前年同期比は2022年2月期に当該会計基準等を適用したと仮定して算出した増減率を記載している。
営業利益率7.0%、経常利益率は6.6%。
生活必需品の物価上昇などによる影響を受け、個人消費を取り巻く環境は厳しさを増すなか、同社グループは、2021年4月に公表した「第3次中期経営計画~ずっと大好きや!!コーナン~これからもあなたにぴったり」の計画達成に向け各種施策に取り組んでいる。
売上高はコロナ特需反動、インテリア用品、収納用品、文具・事務用品などの売上減で1074億円の前期比99.4%となった。営業利益は売上減に加え、新店出店による物件費、人件費が増加したことで減少した。
商品部門別では、ホームインプルーブメントはPRO商材、リフォーム関連、園芸用品が好調だったが、一般向けDIY用品は、巣ごもり需要が一巡し低調が継続している。ハウスキーピングは、日用品、衛生用品、家具・インテリア用品などで反動減が継続している。ペット・レジャーは、ペット用品を中心に引き続き堅調に推移した。
プライベート商品の売上構成比は35.7%(前年同期比2.7%増)と好調に推移した。売場の販促面の強化(ショーカード、セレクト企画)や商品パッケージの統一を推進した。
第1四半期は、ホームセンターコーナン3店舗、コーナンプロ2店舗、CAMP DEPOT1店舗、ビーバープロ1店舗、コーナンベトナム1店舗の計8店舗を出店した。新店8店舗中5店舗は、居抜き出店になる。
5月末時点での店舗数は510店舗。内訳はホームセンターコーナン311店舗、コーナンプロ104店舗、CAMP DEPOT7店舗、ホームセンタービーバートザン6店舗、ビーバープロ5店舗、KOHNAN VIETNAM9店舗、建デポ直営店66店舗・FC店2店舗。