イズミnews|第1Q営業収益1101億円・経常利益79億円

(株)イズミ(広島県広島市、山西泰明社長)が2023年2月期第1四半期の決算を発表した。

3月1日~5月31日の業績は、営業収益1101億1200万円(前年同期1649億5400万円)、営業利益78億6800万円(78億3200万円)、経常利益79億4000万円(80億5000万円)、四半期純利益52億9500万円(50億8100万円)。

なお、同社は今期の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用している。2023年2月期の売上高は、収益認識会計基準等を適用した後の数値となっているため、前年同四半期比(%)は記載していない。

売上総利益は323億2200万円(前年同期352億6400万円)となり、営業収益対比では29.4%となった。

販売費および一般管理費については、昨年度に引続き経費抑制に努めた一方、エネルギー価格の高騰に伴う水道光熱費の増加などにより、375億8900万円(前年同期357億6100万円)となった。営業収益対比では34.1%となった。

営業利益率は7.1%、経常利益率は7.2%。

主力の小売事業の営業収益は1061億0600万円(前年同期1599億5500万円)、営業利益は66億4300万円(67億1400万円)。既存店売上高は、前年同期比4.2%増(収益認識会計基準等適用前の数値)。

春先には、直営ライフスタイル売場やアパレル・飲食専門店テナントへの集客回復を中心として好調に推移した。また、3年ぶりとなったゴールデンウィークの帰省やレジャーへ需要を想定した営業体制および販促施策が奏功した。

食品については、巣ごもりから通常モードへのシフトにより、素材系食材やストック商品が伸び悩んだ。一方で簡便・即食商品は引き続き堅調であった。4月1日から展開を開始した自社製造ブランド「zehi」はアイテム数を拡大し、着実に支持を集めている。

店舗面では、「ゆめタウン廿日市(広島県)」「同久留米(福岡県)」「同徳島(徳島県)」など各出店エリアにおける旗艦店舗を相次いでリニューアルさせた。

小売周辺事業は、営業収益98億7100万円(前年同期236億2100万円)、営業利益10億4700万円(8億0500万円)。

金融事業の(株)ゆめカードにおいて、「ゆめカード(ゆめかクレジット)」のデザインを15年振りに一新するとともに、新たなサービスを付加し機能を充実させた。これによりイニシャルコストが増加した一方、電子マネー「ゆめか」およびクレジットカードの新規会員獲得、外部加盟店での取扱いを推進することなどで取扱高が拡大した。これにより、「ゆめか」の累計発行枚数は前期末における899万枚から5月末時点では914万枚となった。

飲食事業のイズミ・フード・サービス(株)では、自粛行動の緩和から全業態で販売が回復するとともに、新業態の「焼肉丼炙り一番」が好調に推移して増収となった。

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