PPIHnews|年商1兆8313億円7.2%増/33期連続増収増益

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)の2022年6月期連結業績は、売上高が1兆8312億8000万円(前年同期比7.2%増)、営業利益886億8800万円(9.2%増)、経常利益1004億4200万円(23.3%増)、純利益619億2800万円(15.2%増)。33期連続で増収増益を達成した。

売上げでは、海外事業で「Gelson’s」の新規連結や新規出店拡大により、ディスカウントストア事業で業態転換を含む店舗数拡大や既存店回復により増収となった。利益面では、ディスカウントストア事業でのPB強化による粗利率改善や、在庫回転率向上の戦略施策が奏功した。

営業利益率4.8%、経常利益率5.5%。

ディスカウントストア事業の売上高は、前年同期と比較し1439億2500万円増加して、1兆3274億5100万円(前年同期比12.2%増)、営業利益は722億3000万円(30.7%増)。

天候不順によるマイナスの影響もあったが、2021年4月に米国カリフォルニア州において、プレミアムスーパーマーケットチェーンを運営する「Gelson’s」が同社グループに加わったことや、緊急事態宣言の解除による人流制限の緩和、プライベートブランドの強化等の各種施策により、ディスカウント事業の既存店売上高成長率は1.1%増となった。

一方、総合スーパー事業の売上高は、前年同期と比較し203億9100万円減少して、4295億9800万円(前年同期比4.5%減)、営業利益は145億7900万円(12.2%減)。

ユニー(株)は、ダブルネーム店に業態転換する店舗があることから売上高および営業利益は減少した。また、夏場の天候不順等の影響により、衣料品および住居関連品の売上げが低調に推移したため、既存店売上高成長率は1.1%減となった。

国内では関東地方に9店、東北地方に2店、中部地方に4店舗、近畿地方に2店、中国地方に1店、九州地方に4店の計22店舗を開店した。法人別でみると、ドン・キホーテ17店舗、長崎屋1店舗、UDリテール4店舗となる。その一方で、ドン・キホーテ上熊本店を閉店した。

海外には、シンガポール共和国4店、香港2店、タイ2店、台湾1店、マレーシア1店、マカオ1店と計11店舗を開店した。

2022年6月末時点のグループ総店舗数は、国内604店、海外95店の計699店舗となり、前年6月末から32店舗増加している。

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