近鉄百貨店news|第2Q売上高514億円8.6%増・経常利益2億円
(株)近鉄百貨店(大阪市阿倍野区、秋田拓士社長)の2023年2月期第2四半期は、売上高が513億6000万円(前年同期比8.6%増)となり、営業損失は1億2700万円(前年同期は営業損失14億3500万円)、経常利益は雇用調整助成金などを営業外収益に計上したことにより1億7500万円(前年同期は経常損失9億7600万円)、そして四半期純利益4億2200万円(前年同期は四半期純損失8億8100万円)だった。
百貨店事業の売上高は423億9900万円(前年同期比11.0%増)、営業損失5億5100万円(前年同期は営業損失17億6400万円)だった。前年の緊急事態宣言下での休業の反動増と外商売上げや入国制限の緩和に伴う免税売上げが好調に推移した。
2021年4月に策定した中期経営計画(2021~2024年度)は「くらしを豊かにする共創型マルチディベロッパーへの変革 百“貨”店から百“価”店へ」をコンセプトとしている。これに基づき構造改革をさらに加速させ、新たなビジネスモデルの構築に取り組んでいる。
百貨店業では、中期経営計画の基本方針のひとつである「百貨店の強みの収益事業化」を推進するため、フランチャイズ事業の強化に積極的に取り組んでいる。8月3日には、あべのハルカス近鉄本店にある日本最大級のレストラン街「あべのハルカスダイニング」12階に、“旬のフルーツを一番美味しいタイミングで提供すること”にこだわる新業態のフルーツカフェ「フルフルール」を、フランチャイズ形態でオープンした。