青山商事news|第3Q売上高1232億円10.6%増/経常利益17億円で黒字転換
青山商事(株)(広島県福山市、青山理社長)が2023年3月期第3四半期決算を発表した。
売上高1231億6400万円(前年同期比10.6%増)、営業利益2億8200万円(前年同期は営業損失49億4200万円)、経常利益17億3300万円(前年同期は経常損失26億9600万円)、そして四半期純損失は11億8500万円(前年同期は四半期純損失48億5100万円)と黒字転換した。
営業利益率0.2%、経常利益率1.4%。
中核部門であるビジネスウェア事業は、売上高811億4200万円(前年同期比13.8%増)、セグメント損失(営業損失)25億7600万円(前年同期はセグメント損失61億5300万円)。ビジネスウェア事業を行っているのは、青山商事に加えてグループ企業であるブルーリバース(株)、(株)エム・ディー・エス、(株)栄商、服良(株)、青山洋服商業(上海)有限公司、メルボメンズウェアー(株)である。
コロナ禍で停滞していた買い替え需要や行動制限緩和によるオケージョン需要の回復が見られ、メンズスーツやフォーマルウェアの売上げが前年同期を上回ったことなどから、当第3四半期までのビジネスウェア事業既存店売上高は前年同期比114.2%となった。
第3四半期まで(4月~12月)のメンズスーツの販売着数は前年同期比100.8%の73万7000着、平均販売単価は前年同期比106.7%の2万8961円となった。期末店舗数は国内が755店舗、海外(上海)が15店舗、メルボメンズウェアー(株)の「麻布テーラー」が27店舗。
カード事業の売上高は37億1700万円(前年同期比3.8%増)、セグメント利益は17億0500万円(7.1%増)。経済社会活動の正常化に伴いショッピング収入が増加した。
印刷・メディア事業の売上高は82億2000万円(前年同期比12.0%減)、セグメント利益は1億0900万円(前年同期はセグメント損失4億4500万円)。印刷 ・販促関係の需要回復はあったものの、前年同期にあったデバイス端末の大口売上げの反動があった。
雑貨販売事業は、売上高118億6300万円(前年同期比2.5%減)、セグメント利益2億0500万円(53.8%減)。行動制限の緩和などによる巣ごもり需要減に加え、水道光熱費やキャッシュレス決済に伴う手数料などの経費が増加した。
総合リペアサービス事業は、売上高93億6400万円(前年同期比23.6%増)、セグメント利益2億6200万円(前年同期はセグメント損失4億0300万円)となった。経済社会活動の正常化に伴い、日本、海外事業ともに需要が回復した。
フランチャイジー事業は、売上高96億5400万円(前年同期比18.2%増)、セグメント利益は6億8800万円(253.8%増)。主にフードサービス事業で、前年同期の時間短縮営業や酒類提供の自粛等の影響の反動があった。
その他事業は、売上高12億8900万円(前年同期比3.0%増)、セグメント損失2億0000万円(前年同期はセグメント損失1億6600万円)となった。