マツキヨココカラnews|第3Q売上高7143億円40.6%増・経常利益71.6%増

(株)マツキヨココカラ&カンパニー(東京都文京区、松本清雄社長)が2023年3月期第3四半期の決算を発表した。

4月1日~9月30日の連結業績は、売上高7142億7600万円(40.6%増)、営業利益483億5800万円(74.2%増)、経常利益518億3100万円(71.6%増)、四半期純利益322億5900万円(12.2%増)の増収増益となった。

営業利益率6.8%、経常利益率7.3%。


2021年10月1日付で同社は旧(株)マツモトキヨシホールディングス(同社)と旧(株)ココカラファインの経営統合により、現社名へと商号変更を行ったことから各数値とも伸び率は高くなっている。

マツモトキヨシグループ事業の売上高は4274億円(4.8%増)。セグメント利益は317億4200万円(25.4%増)。デジタルと店舗網を活用した商品を届ける仕組みづくり、さまざまな買物スタイルの提供など、利便性を追求していくことで、顧客により深く寄り添う営業を追求している。顧客接点数は12月末時点で9760万まで拡大した。

「マツモトキヨシ」ブランド戦略の一環として、これまでの店舗をさらに進化させた「スタンダードタイプ」「郊外型デイリータイプ」「都市型フラッグシップタイプ」「matsukiyoLABタイプ」「グローバルタイプ」の5つの店舗フォーマットに再構築し、リニューアルを開始した。

PB商品では、美白機能に特化した「ザ・レチノタイムホワイト」の展開をスタートしたほか、「アルジェラン」から新ヘアケアシリーズ「プレミアムリペア」を発売し、「matsukiyo」から「W/MAAA(ウーマンメソッドトリプルA)」のスキンケアラインをリニューアルした。

調剤薬局数は401店舗。厚生労働省の認可を受けた33店舗の健康サポート薬局は地域医療連携を推進しており、薬局経営支援サービスである調剤サポートプログラムの加盟店舗は179店舗まで拡大した。

グローバルでは、海外SNSの活用やグローバル会員獲得、グローバルで活躍する人材の開発、海外で支持される商品の開発などに積極的に取り組むことで、美と健康への意識が高まっているアジア地域での事業規模拡大とプレゼンス向上を目指している。12月末時点の海外店舗数は、タイ王国で27店舗、台湾で21店舗、ベトナム社会主義共和国5店舗、香港で4店舗の合計57店舗となった。

ココカラファイングループ事業の売上高は2847億5800万円(204.8%増)。セグメント利益は156億6600万円(521.6%増)。「利便性の追求-お客様との繋がりの深化」「独自性の追求―体験やサービス提供の新化」「専門性の追求―トータルケアの進化」の3つの国内重点戦略に対して、マツモトキヨシグループ事業と同様の取り組みを実行した。顧客接点数は12月末時点で3034万、調剤薬局数は516店舗、健康サポート薬局数は104店舗となった。

国内では96店舗を新規出店し、28店舗を閉店した。その結果、12月末時点におけるグループ店舗数は3393店となった。

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