北雄ラッキーnews|売上高377億円・経常利益6.9%増
北雄ラッキー(株)(札幌市手稲区、桐生宇優社長)の2023年2月期は、売上高が377億1400万円(前期売上高389億6500万円)、営業利益3億7600万円(前期比5.6%増)、経常利益4億1800万円(同6.9%増)、当期純利益1億2800万円(同47.5%減)。
営業利益率1.0%、経常利益率1.1%。
同社では、重点課題として、次の6項目について対応を図っている。①競合他社との優位性確保のための商品力強化(6MDの深耕)、②マーケティング力の強化によるストア・ロイヤリティの向上、③ファミリー顧客層の拡大のための商品投下、④ラッキー生鮮・デリカセンターの本格稼働による経費削減効果の顕在化、⑤適切な設備投資を行うことにより業務効率を改善しローコスト経営を実現、⑥資産売却による有利子負債圧縮。
前事業年度に小樽市銭函に「ラッキー生鮮・デリカセンター」を新設し、サラダ・煮物・和惣菜・弁当・鮮魚加工品などの品揃えを順調に拡充した。当事業年度から精肉加工、パッケージ設備を移設拡充し2022年9月から同社の道北・オホーツク方面の店舗への商品供給も開始した。同センターからの供給量を増やすことで作業効率化が顕現し収益体質が強化されている。同センターは新年度から新設されたフードコーディネート部と連携し、新商品開発にも取り組んでいる。
商品政策面では、より豊かな食生活の実現を願った6MD、とくに「テイスティ・ラッキー」「ナチュラル・ラッキー」を重点的に深耕し、顧客満足度の向上や競合優位性の確保を図った。
営業面では、ID-POSデータ活用による高併売率商品の拡充、ラッキーCoGCaカードと連動したクーポン販促提案、パック単価の適正化などに取組み、一人当たり買上点数増および来店頻度向上による売上確保に努めた。
顧客サービス面ではd払いを追加し利便性を高めた。キャッシュレス決済専用レジの導入も行い、当事業年度のキャッシュレス決済比率は60.2%(前期比3.1ポイント増)まで上昇している。
設店舗および閉鎖店舗はなかった。2022年9月、ラッキー篠路店の改装を行った。2月末の店舗数は33店舗。