カワチ薬品news|年商2819億円・経常利益77億円/店舗数364店
(株)カワチ薬品(栃木県小山市、河内伸二社長)が2023年3月期の本決算を発表した。
2022年3月16日~2023年3月15日の業績は、売上高2818億7100万円(前期2794億6200万円)、営業利益66億1100万円(77億0900万円)、経常利益76億7200万円(86億9800万円)、四半期純利益41億7700万円(48億3000万円)だった。
同社は今期の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しており、2023年3月期第3四半期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっていて、対前年同四半期増減率は記載していない。
営業利益率2.3%、経常利益率2.7%。
調剤併設による専門性強化や、感染症対策としての予防関連商品の販売に注力した。店舗の改装および営業時間の延長、野菜導入店舗の拡大による利便性の向上に努めた。また、生活必需品において、原材料価格の高騰による値上げが相次ぐなか、物流を活かした一括仕入れを行い、商品の確保と販売価格の低減に注力しながら販売促進に努めた。
一方、店舗作業効率化のため、前期末にセルフレジの導入を推進し、その稼働率向上に取り組んだ。店舗では照明の間引きなどの節電対策を行ったものの、燃料調整費の上昇から水道光熱費は押し上げられ、販管費は上昇した。
新規出店は、山形県、茨城県、栃木県、千葉県に各2店舗、埼玉県、新潟県、長野県に各1店舗、計11店舗。調剤薬局は、茨城県、栃木県に各3件、宮城県、山形県に各2件、福島県、千葉県、新潟県に各1件、計13件を既存店に併設した。栃木県の1店舗と新潟県の1店舗(調剤併設型)の計2店舗をリロケーションのため退店し、調剤薬局を1件閉局した。
3月末時点のグループ店舗数は計364店舗(調剤併設144店舗)。
2024年3月期の通期は、売上高2865億円(1.6%増)、営業利益60億円(9.2%減)、経常利益70億円(8.8%減)、当期純利益42億円(0.5%増)を見込む。