ゲオnews|年商3773億円12.7%増・経常利益23.4%増

(株)ゲオホールディングス(愛知県名古屋市、遠藤結蔵社長)の2023年3月期は、売上高3773億0000万円(前年同期比12.7%増)、営業利益106億2000万円(29.9%増)、経常利益119億2600万円(23.4%増)、当期純利益56億8100万円(5.1%減)。4期連続の増収となった。

営業利益率2.8%、経常利益率3.2%。

リユース系リユース商材は、高級時計の世界的相場下落の影響により、リユースラグジュアリー商材を扱うOKURA TOKYOは厳しい状況となったが、リユース衣料・服飾雑貨は、物価高による生活防衛手段として需要が高まり、2nd STREETは好調に推移したことで、全体の売上げは増加した。

メディア系リユース商材は、旧作ゲームソフトの購入においてもダウンロード版の普及が浸透してきており、リユースゲームソフトの売上げは減少したが、ゲームソフトのタイトルには恵まれ、リユースゲーム本体は売上げが増加した。また、スマートフォン等のリユース通信機器は、節約志向がリユース通信機器の販売に好影響としてあらわれ、メディア系リユース商材全体の売上げは増加した。

新品商材は、家庭用ゲーム機「PlayStation 5」本体の供給改善と、ヒットタイトルにも恵まれ、売上げは増加した。

レンタル商材は、配信サービスの普及とレンタル市場の縮小に伴い、売上げは減少した。

商材別売上げはレンタルが369億1700万円(14.1%減)、リユース品はメディア系が688億0100万円(21.2%増)、リユース系が1308億3900万円(17.2%増)、そして新品は1194億6700万円(14.1%増)。

3月末の店舗はメディア系店舗1089店、リユース系店803店など計2023店。前期比65店増だ。

2024年3月期は、売上高4000億0000万円(6.0%増)、営業利益130億0000万円(22.4%減)、経常利益135億0000万円(13.2%減)、純利益70億0000万円(23.2%減)を見込む。

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