ZOZOnews|第1Q売上高459億円7.7%増・経常利益11.5%増
(株)ZOZO(千葉市稲毛区、澤田宏太郎社長)の2024年3月期の第1四半期決算は、売上高458億7100万円(前年同期比7.7%増)、営業利益158億6200万円(10.8%増)、経常利益159億4300万円(11.5%増)、四半期純利益112億0400万円(12.5%増)だった。
営業利益率34.6%、経常利益率34.8%。
第1四半期の商品取扱高は1319億2000万円(3.1%増)、その他商品取扱高を除いた商品取扱高は1233億2700万円(6.4%増)となった。差引売上総利益は430億4400万円(6.7%増)で、粗利率は34.9%となり、前年同期と比較して0.1ポイント上昇した。
販売費および一般管理費は271億8200万円(前年同期比4.4%増)、商品取扱高(その他商品取扱高除く)に対する割合は22.0%と前年同期と比較して0.4ポイント低下している。
同社は、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念のもと、日本最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」と、ファッションメディア「WEAR」の運営を中心に事業活動を行っている。
ZOZOTOWNではユニークユーザー数の増加とコンバージョンレート(ユニークユーザーの購買率)向上を目指し、ユーザーとブランド双方にとって魅力的なサイト作りに力を入れている。
具体的には、セールイベント「ZOZOWEEK」(5月12日~21日の10日間)や夏の本セール(6月23日~)期間にはTVCMを放送し集客を強化するなど、ZOZOTOWNの販売力を最大化する取り組みを行った。また、多様化するユーザーニーズに対応できるように、幅広いジャンルの新規ブランドの出店も進めた。
さらに、コスメカテゴリー強化を図り、「ZOZOCOSME」に注力している。ZOZOCOSMEでは6月末時点で国内外の700以上のコスメブランドを取り扱っており、さらに新規ブランドの誘致とラインナップの拡大を進めている。
また、同社独自のAIを活用した超パーソナルスタイリングサービス「niaulab(似合うラボ)」を開始し、購買の上流にアプローチする「似合う」を軸としたソリューションの提供を目指している。