天満屋ストアnews|第2Q営業収益291億円3.4%増・経常10億円19.6%減
(株)天満屋ストア(岡山市北区、野口重明社長)が2023年2月期第2四半期の決算を発表した。3月1日~8月31日の連結業績は、営業収益291億2700万円(対前年増減率3.4%増)、営業利益9億5600万円(20.2%減)、経常利益9億8300万円(19.6%減)、四半期純利益5億8100万円(23.2%減)だった。
営業利益率3.5%(4.5%)、経常利益率3.6%(4.6%)。
小売事業の営業収益は253億6200万円(1.3%減)、営業利益は8億5600万円(21.4%減)。
小売事業では、原材料価格高騰による相次ぐ値上げの影響を受けた低価格志向への対応としてスーパーハピープライスやセブンプレミアムの拡充及び拡販に取り組むとともに、6月にはアルネ津山店(岡山県津山市)に紀ノ国屋とたぬき庵の新たなブランドを導入するなど多様化する顧客ニーズへの対応に努めた。
子会社では(株)三好野本店が地元食材を使用した惣菜商品を地元高校と共同開発を行った。また、(有)ハピーバラエティが移動スーパーとくし丸の50号車を開業するなど地域活性化や地域貢献に取り組んだ。
さらに、節電機器の導入や太陽光パネル設置店舗の拡大等の環境に配慮した取り組みを実施するほか、サステナビリティ委員会を設置し、持続可能社会の実現に向けた組織体制を整えた。アフターコロナにおいても短時間や非接触での買物ニーズへの対応を継続し、キャッシュレス決済の推進、ネット販売の拡大に努めるほか、ハピーカードの利便性向上のためEdyのキャッシュレスチャージを開始した。またAIを活用したLSP(作業計画書)を実験的に導入し、生産性の向上を推進した。
小売り周辺事業は営業収益は37億6400万円(53.0%増)、営業利益は9900万円(8.7%減)となった。中核事業である惣菜等調理食品の製造販売で引き続き品質管理と衛生管理の徹底に努めた。商品開発の強化や生産性の向上に取り組んだ。また、3月には原尾島店(岡山市中区)に子会社の(株)でりかエッセンが運営するレストランを三好野本店監修のもと「三好野レストラン」に改装オープンするなど、グループシナジーの創出に取り組んだ。