ベルーナnews|第2Q売上高961億円2.7%減・経常43億円7.4%減
(株)ベルーナ(埼玉県上尾市、安野清社長)の2024年3月期第2四半期決算は、売上高961億0500万円(前年同期比2.7%減)、営業利益30億9500万円(16.1%減)、経常利益43億2500万円(7.4%減)、四半期純利益32億6300万円(14.5%増)の減収減益。
アパレル・雑貨通販事業では、円安の影響、原材料や資材の価格高騰を受け仕入原価が上昇したため、商品価格の見直しや紙媒体における発行量の抑制を行った。商品の値上げにより受注単価は上昇したもののレスポンスは鈍化した。
また、紙媒体の発行量を抑制したため新規顧客の獲得が減少し、稼働顧客数も減少した。売上高は348億2200万円(18.1%減)となり、セグメント損失は13億4000万円(前期は3300万円のセグメント損失)となった。
化粧品・食品通販事業では化粧品は国内のECを中心とした新規顧客獲得効率が好調に推移したため増収。一方で、成長性を重視し積極的に広告展開を行ったため減益となった。健康食品は、既存主力商品に絞った効率性重視の広告展開を行ったため減収となったが、利益率が改善し増益となった。売上高は74億4600万円(0.5%増)となり、セグメント利益は4億0500万円(31.7%減)となった。
グルメ通販事業は、外食・外飲み回帰傾向の影響により売上の伸びが一服。また、円安の影響、原材料や資材の価格高騰を受け仕入原価が上昇したため、原価率は悪化した。売上高は127億0500万円(前期並み)となり、セグメント損失は9900万円(前期は2億1900万円のセグメント利益)となった。
看護師向け通販事業では、新型コロナウイルス感染症拡大時に増加した特需顧客向けの紙媒体発行を抑制するなど、広告宣伝費の適正化を行い、収益性確保を優先した事業運営を行った。この結果、売上高は67億3000万円(11.3%減)となり、セグメント利益は3億7400万円(同114.5%増)となった。
データベース活用事業では封入・同送サービスは、新規クライアントの獲得強化や新サービス展開は順調であったが、アパレル・雑貨事業におけるカタログ発行数及び商品出荷件数の減少により減収減益となった。フルフィルメント受託サービスは、人件費等のコストが上昇したものの新規クライアントの増加などにより増収増益となった。
ファイナンス事業は、新規顧客獲得の拡大により増収増益となり、売上高は82億0400万円(9.7%増)、セグメント利益は25億4700万円(10.3%減)となった。