神戸物産news|年商4615億円13.5%増も経常利益6.7%減
業務スーパーを展開する(株)神戸物産(兵庫県加古川市、沼田博和社長)が2023年10月期の本決算を発表した。
2022年11月1日~2023年10月31日の業績は、売上高4615億4600万円(前年同期比13.5%増)、営業利益307億1700万円(10.4%増)、経常利益299億7000万円(6.7%減)、四半期純利益205億6000万円(1.3%減)だった。
営業利益率6.7%、経常利益率6.5%。
神戸物産グループは「食の製販一体体制」のさらなる強化というグループ目標のもと、生産能力の増強や積極的な商品開発を行い、グループ全体の競争力を高めてきた。また、顧客のニーズを捉えた施策を実施し、高品質で魅力のある商品をベストプライスで提供している。
神戸物産の中心的事業である業務スーパー事業は、売上高が4469億0800万円(12.8%増)。国内グループ工場で製造するオリジナル商品や、世界の本物をコンセプトに自社で直輸入しているプライベートブランド商品を中心にベストプライスで販売する「業務スーパー」の出店状況は、出店53店舗、退店12店舗で41店舗増え、総店舗数は1048店舗となった。 新規出店の内訳は、直轄エリア38店舗、地方エリア15店舗。
円安や物価上昇による仕入れコストの増加があったものの、価格戦略が功を奏したことや、「業務スーパー」の魅力であるプライベートブランド商品が多くのメディアで取り上げられたことで、業績の拡大が続いている。
外食・中食事業の売上高は、109億5000万円(49.5%増)。ビュッフェレストラン「神戸クック・ワールドビュッフェ」の出店状況は、出店3店舗で総店舗数は14店舗、焼肉オーダーバイキングの「プレミアムカルビ」の出店状況は出店4店舗で総店舗数は20店舗、惣菜店「馳走菜(ちそうな)」の出店状況は、出店29店舗、退店2店舗で総店舗数は114店舗。