アレンザnews|第3Q営収1123億円0.7%増・経常利益26.7%減

アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)が2024年2月期第3四半期の決算を発表した。アレンザホールディングスは(株)バローホールディングスの子会社で、傘下にホームセンターの(株)ダイユーエイト、(株)タイム、(株)ホームセンターバロー、ペット専門店の(株)アミーゴなどの事業会社を有する。

営業収益1122億7000万円(対前年増減率0.7%増)、営業利益31億3600万円(29.7%減)、経常利益35億2500万円(26.7%減)、四半期純利益21億5500万円(22.3%減)だった。

営業利益率2.8%(4.0%)、経常利益率3.1%(4.3%)。( )は前年数値。

ホームセンター業界は、物価高の影響で消費マインドは低く、節約志向が根強い状況と巣ごもり需要の反動減により、落ち込んだことで売上指数が前年を下回る状況が継続している。

アレンザでは「Challenge3000」営業収益3000億円、経常利益率5%をグループ目標とした中期成長戦略を進めている。ホームセンター事業の収益基盤を強化するために、PB開発に重点的に取り組んでいる。

また、各種専門店(ペット専門店、工具資材のプロショップ)の新規出店、収益力の高い既存店の全面改装、部門改装を順次実施した。植物・園芸、アウトドア、ペット、自転車などの専門カテゴリーの品揃えの拡充、農機具・工具の修理サービスやペットしつけ教室の開催など、付加価値サービスを提供することによる地域一番店づくりに注力している。

期中の出退店ではホームセンターを1店舗、ペット専門店5店舗、プロショップ2店舗の計8店舗を新設し、ホームセンター1店舗、オフィス用品専門店1店舗、ペット専門店1店舗をそれぞれ閉店した。2023年11月に(株)ホームセンター・アントを連結子会社としたことで5店舗が加わった。期末店舗数は300店舗。

事業会社別の状況はダイユーエイトが営業収益337億1600万円(1.9%減)、セグメント利益7億4300万円(47.7%減)。既存店売上は3.3%減。店舗数98(1店舗減)。

タイムは営業収益121億8800万円(0.3%増)、セグメント利益300万円(93.2%減)。既存店売上は2.2%減。店舗数24(1店舗増)。

ホームセンターバローが432億9900万円(1.3%増)、セグメント利益13億4400万円(19.4%減)。既存店売上は0.9%減。店舗数63(1店舗増)。

アミーゴは161億0500万円(4.9%増)、セグメント利益8億7200万円(24.6%増)。既存店売上は2.3%減。店舗数82(3店舗増)。

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