ベルクnews|第3Q営収2582億円13.4%増・経常130億円29.6%増

(株)ベルク(埼玉県鶴ヶ島市、原島一誠社長)の2024年2月期第3四半期連結業績は、営業収益が2582億3000万円(対前年増減率13.4%増)、営業利益126億1200万円(29.4%増)、経常利益129億6200万円(29.6%増)、四半期純利益92億9000万円(36.9%増)となった。

営業利益率は4.9%(4.3%)、経常利益率は5.0%(4.4%)。( )は前年数値。

販売政策では、ポイントカード販促やチラシ価格の強化、SNSを利用した情報発信を行い、幅広い層の顧客への来店動機を高めた。4月には売上3000億円達成記念として、大型のキャンペーンを実施した。ネットスーパー「ベルクお届けパック」、レジ待ちを解消しスマートな買い物ができるサービス「スマベルク」は導入店舗を継続して拡大し、利便性向上を図った。また、移動スーパー「とくし丸」も拡大展開を続け、高齢者等に対する買物支援の取り組みを進めた。

商品政策では、プライベートブランド「くらしにベルク kurabelc(クラベルク)」を含めた自社開発商品の取扱いを拡大した。

店舗運営面では、標準化体制を基盤に、適正な人員配置、省力器具の活用、従来作業等の見直しや改善による効率的なチェーンオペレーションを推進した。

店舗投資では、新店を3店舗、2023年5月に東京都八王子市に「フォルテ八王子店」、6月に埼玉県和光市に「光が丘店」、9月に千葉県富里市に「フォルテ富里店」を出店した。また、既存店5店舗の改装を実施し、惣菜及び簡便商品の拡充、設備の更新を行った。そのうちの1店舗である「江木店」(群馬県高崎市)は、新業態の「クルベ」として7月にリニューアルオープンした。また、8月に「上里SC店」(埼玉県児玉郡)を閉店した。期末店舗数は135店舗。

物流体制では、商品を産地やメーカーから大量一括調達することにより、自社物流を活かした配送の高効率化等を行い、商品の価格強化と品質の安定化を目指した。また、店舗作業に合わせた配送体制の見直しを引き続き行い、店舗運営の効率化に取り組んだ。

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