リテールパートナーズnews|第3Q営収1878億円7.1%増/増収増益
(株)リテールパートナーズ(山口県防府市、田中康男社長)が2024年2月期第3四半期の決算を発表した。営業収益1877億7300万円(対前年増減率7.1%増)、営業利益48億1300万円(46.6%増)、経常利益55億0900万円(39.2%増)、四半期純利益35億8800万円(43.0%増)。
営業利益率2.6%(1.9%)、経常利益率2.9%(2.3%)。( )は前年数値。
リテールパートナーズはスーパーマーケットの(株)丸久、(株)マルミヤストア、(株)マルキョウの3事業会社を傘下に擁する持ち株会社。今期は「持続的な企業価値向上のために組織と経営をスピーディーに改革し、収益体質強化とグループ一体経営を推進する」をスローガンに掲げ、2022年2月期から2024年2月期までの3ヶ年にわたる第2次中期経営計画の最終年度にあたる。
基本戦略として「成長戦略」「競争力の強化」「収益力の強化」「グループ連携の強化」「人材力の強化」「DX(デジタルトランスフォーメーション)の促進」「ESG経営」「資本政策」の8つの項目を定め、実現のための取り組みを実施している。
また、(株)アークス及び(株)バローホールディングスで結成した「新日本スーパーマーケット同盟」では、分科会の再編を行い、商品・業務改革・サステナビリティ・次世代領域開発・マネジメントの5つの分科会で、商品開発や経費削減、人材育成などの共同の取り組みを進めている。
店舗運営では、電力料や物流費の増加、賃上げに伴う人件費の増加など、店舗運営コストの増加に対して、生産性の向上を図るとともに、電力使用量の削減などの対策を講じ、営業費用の抑制に努めた。
グループ内の組織再編では、2023年3月、(株)マルミヤストアによる子会社の吸収合併に伴い、新たな組織体制として、SM第一事業部、SM第二事業部に区分した展開としている。また、2023年3月、(株)ハツトリーの株式取得に伴い6店舗をグループ店舗に加えた。期末店舗数は240(5店舗増)。主な内訳は丸久88店舗、マルミヤストア59(15店舗増)マルキョウ83店舗(1店舗減)。