MV東海news|第3Q営収2723億円4.6%増・経常87億円39.6%増
マックスバリュ東海(株)(静岡県浜松市、作道政昭社長)の2024年2月期第三四半期の営業収益2723億3100万円(対前年増減率4.6%増)、営業利益87億1800万円(40.1%増)、経常利益86億9200万円(39.6%増)、四半期純利益54億4700万円(36.8%増)だった。
営業面では、時間帯品揃えや鮮度・出来たて商品の訴求などを徹底し、デリカ商品の拡充や、冷凍食品の品揃え拡大に向けた冷凍ケースの入替を51店舗で実施するなど、成長カテゴリーの販売強化に取り組んだ。
食料品の値上げに伴う節約志向に対しては、火水曜市や感謝デーなどの販促強化とともに、「トップバリュ」の一部品目の値下げや増量キャンペーンの展開強化に取り組んだ。また、食べきり・使いきりに適した小容量商品の品揃えを拡充した。また、イオンのトータルアプリである「iAEON」の値引きクーポン配信など、デジタル販促を強化した。
レジ精算の利便性向上やレジ関連業務の削減に向けてキャッシュレスセルフレジを72店舗で導入し、導入店舗数を計223店舗まで拡大したほか、日本気象協会が提供する気象予測データを活用した生鮮食品の自動発注支援システムを全店舗の農産部門に導入し、発注精度の向上による在庫量の適正化を進め、発注業務の負担軽減による生産性の向上に取り組んだ。
店舗展開では、三重県志摩市におけるエリア戦略の一環として、11月にマックスバリュエクスプレス志摩波切店、マックスバリュ志摩和具店の2店舗を新設した。改装では10月に同市内のマックスバリュ鵜方店の大型改装を実施した。今期の新規開設店舗数は計6店舗、改装実施店舗数は計5店舗となっている。
「Uber Eats」商品配達サービスの拠点は4県下への新規展開を含めた35拠点を開設し、総計56拠点まで拡大した。2022年に静岡県で運行を開始した移動スーパーについては総計13台を運行している。
商品面では、「じもの」商品に関する取組みとして、昨年に引き続き「じもの商品大商談会」をリアルとオンラインで同時開催し、店舗従業員が自店での展開商品を選定することで「じもの」商品の品揃え拡大に取り組んだ。
また、「ちゃんとごはん」の取組みでは、「ちゃんとごはんSTUDIO」の活用による食と健康に関する情報発信や料理体験の場の提供に努めた。そのほか鈴鹿医療科学大学・東海学院大学の学生と健康に配慮した商品を共同開発した。
物流面では、働き方の見直しに起因して物流業界が直面する課題に対し、配送便体制の見直しや積載効率改善などの取組みを進めた。