丸井グループnews|第3Q売上収益1705億円5.2%増・経常272億円7.2%減

(株)丸井グループ(東京都中野区、青井浩社長)が2024年3月期第3四半期の決算を発表した。2023年4月1日~2023年12月31日の連結業績は、売上収益1704億9900万円(前年同期比5.2%増)、営業利益289億2400万円(5.3%減)、経常利益271億7500万円(7.2%減)、四半期純利益176億2300万円(4.6%減)。

グループ総取扱高は3兆3401億円で前年比14%増だった。フィンテックのカードクレジット取扱高が全体を牽引したことにより、半期としてのグループ総取扱高が過去最高となった。

事業別では店舗事業はマルイ・モディ店舗が堅調。また、自主PB売場の撤退によって一時的に増加していた店舗の未稼働区画の面積は、新規テナントの導入が進んだことにより大きく減少した。新たなテナントの導入が進んだことによる施設のバリューアップが収益増加にもつながり、営業利益は2期連続の増益となった。

また、リアル店舗ならではの価値創出をめざし、「売ること」を目的としない体験型テナントやスクール、飲食・サービスなどの導入を進んだ。その結果、非物販テナントの面積構成は58%(前期末差+2%)となり、カテゴリー転換が着実に進んだ。

また、2022年からスタートしたマルイの出店サービス「OMEMIE(おめみえ)」は、全国のマルイ・モディの出店スペースの検索から契約までをオンラインで完結できるサービスで、D2Cブランドや個人事業主に幅広く活用されていて、マルイに出店したことのないテナント導入につながっている。

その結果、新たなテナントが提供するサービスの体験会やワークショップなど、イベントのバリエーションが広がっています。ECについては、店舗と連動したイベント型ECの拡大に加え、Web系の専門人材を拡充しサイトのUI/UX改善に取り組んだ。その結果、ECサイトの取扱高が8四半期連続で前年を上回り、取扱高は165億円(前年比11%増)となった。

フィンテック事業は第3四半期累計の営業利益は減益となったが、上半期の一時的な費用増加の要因となったポイント費用やクレジット取扱手数料などへの対応策が功を奏したことなどにより、第3四半期の債権流動化影響を除く営業利益は2億円の増益となった。

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