サツドラnews|第3Q売上高721億円10.0%増・経常利益141.4%増

サツドラホールディングス(株)(札幌市東区、富山浩樹社長)が 2024年5月期第3四半期の決算を発表した。

2023年5月16日~2024年2月15日の業績は、売上高721億1600万円(前年同期比10.0%増)、営業利益9億2200万円(170.8%増)、経常利益8億7100万円(141.4%増)、四半期純利益4億7500万円(134.0%増)と増収増益だった。

営業利益率1.3%、経常利益率1.2%。

リテール事業の売上高は711億1700万円(9.9%増)、セグメント利益は8億6900万円(175.6%増)。リテール事業は主に北海道内でのドミナント化を目指すドラッグストアフォーマット店舗と調剤薬局店舗、訪日外国人が訪れる観光地などでのインバウンドフォーマット店舗を運営する。

当第3四半期連結累計期間は、物価上昇による生活防衛意識の高まりを受け、1人当たりの買上点数が減少したことや、新型コロナウイルス感染症の沈静化にともなう関連商品の売上減少はあったものの、人流回復や季節品が好調に推移した結果、ドラッグストアフォーマットの売上高は前年同期を上回った。ESLPを中心とする価格戦略を推進することで、お客から支持される店舗づくりや、作業平準化による業務効率の改善を目指す。生鮮食品を含めたラインロビングの強化により、商品カテゴリーの拡大を図っている。また、サツドラアプリを活用したデジタルマーケティングも推進している。

インバウンドフォーマットは、訪日外国人観光客の需要を取り込むことができた結果、売上高は前年同期を上回った。調剤薬局も、新たに開設した調剤薬局の増収や、地域支援体制加算・後発医薬品調剤体制加算の強化などにより、売上高は前年同期を上回った。

2月末時点の店舗数は、ドラッグストアフォーマットが179店、インバウンドフォーマットが10店、調剤薬局店舗が11店、その他の店舗が1店の計201店舗。

その他事業の売上高は13億1900万円(18.1%増)、セグメント利益は1500万円(534.8%増)。北海道共通ポイントカード「EZOCA」を活用した地域マーケティング事業や決済サービス事業、POSアプリケーションなどの開発・販売、小中学生向けのプログラミングスクールの運営などを行っている。

サツドラグループの強みである北海道共通ポイントカード「EZOCA」の会員数は、2024年1月末時点で 215万人を超えている。決済サービス事業においては、非接触型決済への需要が高まるなか、国内キャッシュレス決済は堅調に推移した。

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