サツドラnews|’24年商955億円9.2%増・経常利益308.3%増

サツドラホールディングス(株)(札幌市東区、富山浩樹社長)が 2024年5月期の本決算を発表した。

2023年5月16日~2024年5月15日の業績は、売上高955億2000万円(前年同期比9.2%増)、営業利益13億8400万円(362.2%増)、経常利益13億3600万円(308.3%増)、四半期純利益4億7000万円(439.2%増)と増収増益だった。

営業利益率、経常利益率はともに1.4%。

リテール事業の売上高は941億4200万円(9.0%増)、セグメント利益は13億2100万円(360.0%増)。

サツドラは主に北海道内でのドミナント化を目指すドラッグストアフォーマット店舗と調剤薬局店舗、訪日外国人が訪れる観光地などでのインバウンドフォーマット店舗を運営する。

ドラッグストアフォーマットでは、物価上昇による生活防衛意識の高まりを受け、1人当たりの買上点数が減少したことや、新型コロナウイルス感染症の沈静化に伴う関連商品の売上減少はあったものの、人流回復や季節品が好調に推移した結果、ドラッグストアフォーマットの売上高は前年同期を上回った。

インバウンドフォーマットでは、訪日外国人観光客の需要を取り込むことができた結果、売上高は前年同期を上回った。調剤薬局については、新たに開設した調剤薬局の増収効果や、地域支援体制加算・後発医薬品調剤体制加算の強化などにより、売上高は前年同期を上回った。

ドラッグストアは5店舗を出店し2店舗を閉店して179店舗、インバウンドフォーマットは4店舗を閉鎖し9店舗、そして調剤薬局は2店舗を出店し1店舗を閉店して11店舗。5月末のサツドラグループの総店舗数は200店となった。

北海道共通ポイントカード「EZOCA」を活用した地域マーケティング事業や決済サービス事業、小中学生向けのプログラミングスクールの運営などを行う「その他事業」は売上高18億0100万円(17.9%増)、セグメント利益は4300万円(226.0%増)。

「EZOCA」の会員数は 2024年4月末現在、215万人を超えている。非接触型決済への需要が高まるなか、国内キャッシュレス決済は堅調に推移した。

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